造反有理 文革楼の殺人

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造反有理 文革楼の殺人

  • 著者名:稲羽白菟/喜国雅彦
  • 価格 ¥2,860(本体¥2,600)
  • 行舟文化(2026/07/05 配信開始予定)
  • ポイント 26pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784909735225

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内容説明

電子書籍版には解説は含まれておりません。
特設サイト:https://mystery.gyoshu.com/zouhanyuri

「世が世なら最大級の秘密としなければならない類のお話です――」老劇作家が語り始めたのは半世紀前、中国が文化大革命の嵐の中にあった時代の秘話だった。
 時の首相・周恩来の陣営は、文革を主導し独裁色を強めていた江青ら「四人組」に対抗すべく、彼らが徹底的に弾圧し破壊しようとしていた伝統文化の担い手や、江青に命を狙われる立場の人々を密かに救出し、中国南部の山奥にそびえる円楼「文閣楼」へ疎開させていた。劇作家、詩人、推理作家、俳優、作曲家、科学者、僧侶……様々な分野の才能が集められた文閣楼はさながら文化サロンのようで、住人たちは「嵐の外」のひと時の平和を過ごしていた。
 しかしそんな楼閣内で殺人事件が発生する。科学院生命科学部長が持ち込んだ「先祖累代研究の秘薬」によって、住人たちがひとり、またひとりと殺害されていく。遺体の元には必ず、犠牲者を中国古典の偉人の最期になぞらえた竹簡が遺されていた。
 自分たちの中に敵方のスパイが紛れ込んでおり、皆殺しを目論んでいるのでは? 外界から隔たれたクローズド・サークルの中で疑心暗鬼は拡大し……。
 演劇×本格ミステリの挑戦的な作品を書き続けてきた著者が、オペラ『トゥーランドット』の調べとともに描く、新たな〈館〉ミステリの傑作!


凄惨な処刑大陸か、理想に充ちた究極の花園か。文革時代に鳴り響く壮大なオペラ、21世紀のわれわれは、その調べをどう聴く?
――作家・島田荘司

この作品はしばらくの間、稲羽白菟の代表作となる。作者自身も、この壁を越えるのはなかなか難しいだろう。
――作家・貫井徳郎

尋常ならざる重量感だが、駆け抜けるように読了した。巧緻さと気品に充ちた、今だからこそ読まれてほしい大傑作。
――作家・竹本健治

ミステリに造反するミステリ。今だからこそ、読むべきところはいくつでもある。
――作家・京極夏彦

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

inarix

4
中国南部の山奥に建つ客家伝統の円形楼閣。 そこに四人組の弾圧から逃れた作家・俳優・学者・僧侶など多様な文化人たちが匿われていた。しかしそのサロンで住人の失踪と殺人事件が連続して発生する。遺体の傍には必ず歴史的偉人の最期の様子を表す竹簡が置かれ、被害者はその様子を再現するように死んでいる。外界は暴力と粛清が渦巻き、楼閣の内では犯人をめぐる疑心暗鬼が膨らんでいく。文化大革命を描く歴史小説の緊張感と館ミステリの構造美が融合した本格ミステリ。「革命に罪なく、造反に理あり」 あの文化大革命の狂奔は一体何を残したろう2026/06/19

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