コルク<br> 本の読み方 スロー・リーディングの実践

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コルク
本の読み方 スロー・リーディングの実践

  • 著者名:平野啓一郎【著】
  • 価格 ¥929(本体¥845)
  • コルク(2026/06/30 配信開始予定)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569768991

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内容説明

※本書は、過去にPHP研究所より配信されていた『本の読み方 スロー・リーディングの実践』と同一内容です。既にご購入済みの方は、重複購入にご注意ください。

本はどう読んだらいいのか? 速読は本当に効果があるのか?
闇雲に活字を追うだけの貧しい読書から、深く感じる豊かな読書へ。

『マチネの終わりに』の平野啓一郎が、自身も実践している、
「速読コンプレックス」から解放される、差がつく読書術を大公開。

「スロー・リーディング」でも、必要な本は十分に読めるし、
少なくとも、生きていく上で使える本が増えることは確かであり、
それは思考や会話に着実に反映される。
決して、私に特別な能力ではない。
ただ、本書で書いたようなことに気をつけながら、
ゆっくり読めば、誰でも自ずとそうなるのである。(中略)
読書は何よりも楽しみであり、慌てることはないのである。
(「文庫版に寄せて」より)

情報が氾濫している現代社会だからこそ、著者は「スロー・リーディング」を提唱する。
「量」より「質」を重視した読書経験は、5年後、10年後にも役立つ教養を授け、
人生を豊かにしてくれるだろう。
夏目漱石、森 外、フランツ・カフカ、川端康成、三島由紀夫など
不朽の名作から自作の『葬送』まで――。
深く理解することが可能になる、知的で実践的な読み方を紹介する。
新書版を加筆・修正し再編集。

・「速読コンプレックス」からの解放
・「量」の読書から「質」の読書へ
・なぜ小説は速読できないのか
・5年後、10年後のための読書
・小説には様々なノイズがある
・書き手の視点で読んでみる

(本書より)
・文庫版に寄せて
・序――本はどう読めばいいのか?
・第1部 量から質への転換を――スロー・リーディング 基礎編
・第2部 魅力的な「誤読」のすすめ――スロー・リーディング テクニック編
・第3部 古今のテクストを読む――スロー・リーディング 実践篇
夏目漱石『こころ』
森 外『高瀬舟』
カフカ『橋』
三島由紀夫『金閣寺』
川端康成『伊豆の踊子』
金原ひとみ『蛇にピアス』
平野啓一郎『葬送』
フーコー『性の歴史I 知への意思』
・おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

155
PHP新書で出された、2006年と2014年に読み直しています。今回文庫版になったので再度読んでみました。私も昔に比べるとスローリーディングになったと思っているのですがまだまだですね。達観できません。というのはまだこの年になってもあちこちでお声がかかるので、ゆっくり読んでいる時間がなく、つい速読になってしまいます。ここに書かれていることはもっともなことばかりなのですが、再度読む本は平野さんの言うとおりにしていこうと思っています。2019/08/05

mukimi

148
ぐさぐさ刺さるスローリーディングの勧め。「1年に何冊読んだみたいな大食い競争には辟易」「読まなければという焦りは読書を貧しくするだけ」耳が痛い…忙しい毎日読書くらいしか趣味がなくて、読了本の数が伸びることに喜びを得る自分がいる。それよりも、先に先にではなく奥に奥に進め。構造の全体を視野に入れ、言葉の迷路を彷徨うのではなく方向を持った探求を。即効性より人としての厚みを。具体例の漱石「こころ」は3回読んで解釈本も読んだが解説にまだ新しい発見の喜びがあった。全部は無理でもこのマインドを持って読書と向き合いたい。2023/12/27

ちゃちゃ

123
速さや量ではなく読書の質を追求し、読書を楽しむためのスローリーディング。本作は小説の読み方指南書であり、平野啓一郎という作家の創作観を惜しげもなく披露した作品。読むべきは第3部の実践編。『こころ』や『金閣寺』等の名作を平野氏の切れ味鋭い分析力で緻密に読み解く。中でも心惹かれたのは鷗外『高瀬舟』の項の「作者によって設けられた感情の踊り場」という表現。周到に導かれた通路を通って「踊り場」に出た読者は、ここでひと息入れてゆっくり時間をかけ余白を自由に埋める。なるほど、これぞ小説を読む醍醐味。皆さんもぜひ一読を。2019/07/04

おばおば

113
今までとにかく本を読む習慣を付けるためにがむしゃらに読んできましたが、その読み方にちょっとブレーキをかけてくれました。2019/08/25

アキ

105
小川洋子や高橋源一郎など小説家が語る本の読み方は、言葉や文章の意味や効果についてより深い世界を示してくれる。先日NHKで「金閣寺」を語った著者もそんなひとり。森鷗外の短編を読んだので「高瀬舟」の部分だけ再読した。この短編では安楽死というテーマばかり注目されるが、「献身」や「諦念」も重要なテーマと指摘する。また、鴎外の小説の空間造形が、建築のようだと喩えている。「読者を、エントランスから迷わせることなく、まっすぐに誘導して、最後に十分なスペースに解放し、自由に時間を過ごさせる。」そんなイメージだと表現する。2021/06/03

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