内容説明
翻訳の勉強がきっかけで短歌を始めた著者が、家族や友人、猫たちとの生活をときに優しく、ときにグロテスクに詠った第一歌集。様々な命と向き合う歌がまっすぐに胸にささる。心に新しい力が満ちてくる。――東直子
やさしさは痛みでもある。
その真実をやわらかなポエジーへと変える水須ゆき子は、風の心臓を持っている。
――笹 公人
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ベック
4
忘れない 忘れていても わすれない 変わらぬ笑みの 歩けぬ母さん 少しづつ 欠けてく身体 とどまらず 気持ちの内は あの頃のまま あさっての 今をそのまま 緑の葉 許してほしい 殺めたことは この短歌集を読んでそんな気持ちになりました。 2026/06/21
ほんじょう
1
安心して読める歌集。レストランのフルコースじゃなくて、毎日食べ飽きない家庭の味のような(そして栄養バランスや彩りも考えられているような)短歌。読者が気負わずに読めるほど巧みな歌。家族の命に向き合っている歌が多い。そこに命があるから向き合って書き留めた、というか。少しの疲れはあるけれど、自然体というか。「向き合わざるを得なかった」とか「逃れられずに」とも少し違う印象。2026/05/25




