内容説明
江戸幕府から明治政府へと国家の中央政権が移る変革期、軍事の実務組織の変遷をたどることによって近世から近代へ、すなわち武家政権から近代国家へと向かうその統治体制の変化を明らかする。海軍を上位に置いた近世・近代移行期の軍事の視角から日本の国家体制を分析する。
【主要目次】
序章 「海陸軍」を管掌する政府機関の登場
第一部 江戸幕府による「海陸軍」組織の形成――幕末期
第一章 幕府軍制改革の展開と断面
第二章 幕府海軍における人材登用の課題――「業前」と「家」
第三章 藩士任用における「家」の問題――幕府海軍に出仕した一人の佐倉藩士を中心に
第四章 幕府海軍局の形成
第二部への架橋
第二部 明治政府の軍事担当部局と諸藩――維新期
第五章 軍務官の戊辰戦争
第六章 明治二年の軍務官再編
第七章 兵部省の海軍建設計画と諸藩
第八章 明治初年の軍事費問題
終章 近世武家政権の解体と近代的軍事=陸海軍の成立
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