内容説明
都市再開発計画の名のもとに首都が七つのゾーンに区切られ、格差社会化が進む2032年の日本。web情報誌の記者・明海和(あけみ・かず)は、独自に子ども狩と人身売買の取材を続けていたところ、カササギと名乗る人物に突き当たる。和が待ち合わせ場所に行くと、そこに現れたのはまだ10代の男性だった。彼は、これ以上取材を続けると「殺されますよ」と警告する。なぜ、子どもたちの取材をすることが危険なのか? なぜ、国際的なモデル都市でストリートチルドレンが生まれるのか? 和は、自身の父も“闇の子どもたち”の取材をしていたことを明かすが……。ジュブナイル小説の名手による新たな代表作誕生!! 格差社会の闇に切り込む、ディストピア長編。
目次
第一章 ラダンの壺
二章 藍色の掟
第三章 過去の風景
第四章 トンネルの出口
第五章 揺れる謎たち
第六章 迷い道の手前で
第七章 鳥の過る空
第八章 化け物の口
第九章 遥かな風景
第十章 宴の後で
第十一章 沈黙の代償
第十二章 神と悪魔の間で




