内容説明
1899年発表の、日本の怪奇現象や風習に焦点を当てた随筆集。不気味ながらも哀切な「振袖」の伝説や、「香」や「占い」といった日本固有の文化に関する深い論考を収録。日本人の精神の根底にある仏教的・神道的な霊魂観を西洋に紹介し、怪異の裏側にある日本人の豊かな想像力と独自の死生観を浮き彫りにしている。後年の怪談文学につながる重要作の一つ。ハーンの教え子たちによる現代語訳で復刻。
●目次
断片
振袖
香
占いの話
蚕
悪因縁
仏足石
吠
小さな詩
仏教に縁のある日本の諺
暗示
因果話
天狗の話
焼津にて



