内容説明
1898年刊行の小泉八雲の随筆集。富士登山の過酷な体験や虫や蛙など日本の自然への美意識を考察しており、単なる紀行文ではなく、日本独自の自然観や仏教思想を読み解こうとする八雲の鋭い観察眼が光る。失われゆく古い日本への深い敬意と郷愁が詩的な文章から伝わる名作。ハーンの教え子たちによる現代語訳で復刻。
●目次
異国情緒
富士山
虫の楽師
禅の一問
死者の文学
蛙
月の願い
回顧
初の諸印象
美は記憶
美のうちの悲哀
若さの香
蒼の心理
晩歌
赤い夕日
身震い
夕闇の認識
永遠の執着者



