内容説明
滅びの宿命から世界を救う大儀式・千万丈塔踏破。夜ごと顕現する霊術と歯車が織りなす巨塔の攻略に挑むのは皇家直属の特務機関〈八重山吹〉……通称ヤエブキ機関。双子の術師・天茜(あかね)と碧燈(あおひ)は邪教集団によるテロを防ぐため、帝都警備役の精鋭衛士・祭花(まつりか)と組むことになる。相対すは、千万丈塔攻略を妨害する悪竜・七堕とその信者。管理社会に怨嗟する臣民。そして、全ての糸を引く滅びの姫君。凄絶な戦いの中で花開く少年たちと少女の絆は、やがて彼ら自身を傷つける刃ともなって――
消えゆく世界で抗い、咲き果てる花こそ美しい。堪能せよ、戦場と青春の作家・安里アサトが贈る最新の平安×霊術×サイバーパンク!
【電子特別版】では、ここでしか読めない、著者書き下ろしショートストーリーを収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
25
滅びから世界を救う千万丈塔踏破。ヤエブキ機関に所属する双子の術師・天茜と碧燈が、帝都警備役の精鋭衛士・祭花と出会う平安サイバーパンク。真面目で責任感の強い兄・天茜と自由奔放な弟・碧燈が、帝都を蹂躙する「七堕」に立ち向かう展開で、双子の日常の喧嘩と戦場で息の合った連携、偶然出会った祭花との縁が描かれる一方、皇家や管理社会に反発する堕竜講の動きも浮き彫りになる中、テロ撲滅に向かう兄弟や祭花が抱える過去も壮絶でしたけど、強敵に力を合わせ立ち向かう熱い戦いを繰り広げて因縁を乗り越えた彼らのこれらからが楽しみです。2026/06/10
わたー
16
#PR★★★★☆面白いとは思うのだが、私の好みではなかった。特にネクストプロローグが。高さ千万丈(35800キロメートル)の塔を踏破する、千年かかる大儀式に挑む特務機関、通称ヤエブキ機関。双子の術師兄弟天茜(あかね)と碧燈(あおひ)もまた日々、塔を攻略していたのだが、ある大国を一夜にして喰らい尽くした敵性霊異存在・七堕(ナナエ)「野辺の墨染」の次の標的が彼らの国になったことに端を発した、反体制派組織のテロを鎮圧するために衛士の少女、祭花(まつりか)とスリーマンセルをくむことになり…と始まる和風陰陽2026/06/12
真白優樹
11
九百年前から、襲来する滅びに立ち向かう世界で、滅びに立ち向かう機関に属する双子の少年が、警護役の少女と共に滅びを崇める組織に立ち向かう物語。―――結んだ絆で守り抜け、滅びゆくこの世界を。 安里アサト先生らしい、慟哭と哀切が響いている物語であり、平安×サイバーパンクという事で見た事もないSFが展開されている、見た事もない面白さが楽しめる物語である。滅びへの立ち向かいはまだ始まったばかり、しかし物語の根底は覆りゆく。果たして、本当の真実は何処にあるのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。2026/06/10
まぁ
5
本当に盛ってる、盛りに盛ってる架空平安風世紀末ファンタジーだった。何故に千年前から塔が発現してこれを踏破することが世界救済になるのか、塔と共に現れる厄災ははたしてなんなのかとか謎に謎を重ねているのですが、それはそれとして主役な双子くんは真面目で秀才系のお兄ちゃんにひっそりブラコンな天才系の弟くんで、彼らと出会うのは世が世ならお姫様な武闘派な女の子でとこれもまた要素盛ってるなぁと思っていたら最後なんですと、となった。2026/06/23
MoriTomo
5
サイバーパンクな世界観に古典をモチーフとした設定が組み合わさった重厚なファンタジーで、読み応えのある物語を堪能できました。 序盤は情報量の多さに戸惑う場面もありましたが、仲間たちが手を取り合いながら強敵へ挑む姿や、迫力満点の戦闘描写に夢中になります。個性豊かな双子や魅力的なヒロインたちとの交流も楽しく、巨塔や敵勢力が醸し出す独特の雰囲気も印象的でしたので、次巻ではどんな展開が見れるのか楽しみです。2026/06/17




