内容説明
無とは、何もないことではない。
私たちの知る「実在」が崩れ落ちる。
万物は量子情報であり、そこに「モノ」は実在しないのだ。
量子エネルギーテレポーテーションを提案した研究者による、
「無」と「実在」を巡る現代物理学のツアーへようこそ。
相対性理論、AI、ブラックホール、
宇宙の過去と未来、我々が感じている自我……。
さまざまな話題に通じる「無」と「実在」を見ていきます。
※カバー画像が異なる場合があります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
逆丸カツハ
30
面白かった〜。実在ではなく情報しかない世界というのは改めて不思議ではある。2026/06/08
Satoshi
13
世界はもつれでできているにて論じられたベルの不等式の破れとその先にある量子コンピュータ。究極的に量子の世界を論ずれば、実在や時間は否定され、量子情報のみで構成される。その根拠に2人の日本人物理学者がかかわっていたとは、しかも私と同世代だ。概念図による説明は分かりやすかった。本書は無より実在に焦点をあてている。2026/08/03
Asakura Arata
5
実在はなく情報だけがあるというのは衝撃的。2026/07/28
Taq Asaq
3
「無」に興味ない人なんているんだろうか。常に僕らは無と向き合い、無の淵に落ちようとしている。そう思っているから、量子力学の本は不定期に手に取るようにしているが、この本は、わかりやすい方ではないか(もちろん限度はあるが)。相対性理論から説き起こし、量子論の最先端まで一気に語り上げる。世界は観測者の視点によって異なり、実在とは幻であるということに話は行きつく。すごいな、量子論は、回りまわって、見つめる「我」の問題にたどりついた。スピリチュアルと結びつけることを厳に慎みつつ、この神秘の量子論の行く末には胸が躍る2026/08/08
たかやん
2
堀田量子の堀田先生の一般向け本。相対性理論、量子力学といった現代物理の今の考え方をかみ砕いて書いてくれてる良書だと思うけど、どの一般層まで伝わるかはちょっと分からない…。「無」とは何か、というより「実在」とは何かって感じだったな。万物は情報。読みかけの時間は存在しないを読み進めたくなった。未来の記憶が過去の記憶と同じように分かる世界は幸せだろうか。おわりに、の「素粒子の1つひとつに、色というものはありません。」ってちょっとカラーのことを考えると冗談入ってるみたいでおしゃれ。2026/06/14




