死んでよ、アモール

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死んでよ、アモール

  • ISBN:9784152105264

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内容説明

2025年カンヌ映画祭選出『Die My Love』原作小説

「ただひたすら、死んでしまいたい」。母になった彼女の中で、崩壊しはじめたもの。女であること、愛の残酷さ──現代アルゼンチン文学シーンを牽引する著者が、むきだしの感情をもって迫るブッカー国際賞ノミネート作。ジェニファー・ローレンス主演映画原作

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

44
強烈。癖が強いとかそういうレベルの話ではない。思考が支離滅裂であったり、言語が破綻しているわけではないが、どこか異次元の文学を読んでいるようだ。しかし、語り手の女性が完全に異常者であるかというと、決してそうではない。疎外感と閉塞感、育児や不実の配偶者への過度なストレスによって欲望や妄執が暴走する姿は、狂気と紙一重で闘っている現代の女性たちの偶像だとすら言える。爆発する感情の文学。読み終えてから「死んでよ、アモール」の言葉が持つ質量に震撼した。2026/06/05

Apollo

5
「わたし」の頭の中そのままの、混乱した世界に迷い込む。夫や息子への違和感については、「産後鬱」とかいったわかりやすい説明だけでは収まりのつかない、言語化が難しいもどかしさも感じた。それでも、「わたし」の痛みには、体の奥深いところでしっかりと共鳴できた。子どもが泣き止まないとき、子どもに振り回されて自分自身のことが何一つできないときに感じた、何もかも捨て去りたいという突発的な思いは自分にも覚えがあるからか。2026/06/14

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