摂関政治と政変

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摂関政治と政変

  • 著者名:神谷正昌
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  • 吉川弘文館(2026/06/04 配信開始予定)
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  • ISBN:9784642046947

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内容説明

平安時代前期に相次いだ薬子(くすこ)の変、応天門の変、阿衡(あこう)の紛議などの政変。これらの要因となった皇位継承や政権の矛盾・問題点を探り、摂関政治の形成にどのような影響を与えたのかを追究する。幼帝の代行者・新皇統の擁護者として必要とされた摂政・関白の職掌と権限を考察し、摂関期の新たな段階区分を提示。王権側の視点から摂関政治の意義を問い直す。

目次

序章 摂関政治研究の課題と視角
 一 摂関政治研究の推移
 二 摂政・関白の権能と摂関政治
 三 本書の課題

第一部 平安時代の政変
 第一章 伊予親王事件と薬子の変―平城天皇と皇位継承―
  はじめに
  一 伊予親王事件
  二 薬子の変
  三 平安初期の皇位継承
  おわりに
 第二章 承和の変と応天門の変―平安初期の王権形成―
  はじめに
  一 桓武天皇系皇統の展開
  二 承和の変
  三 応天門の変
  おわりに
 第三章 阿衡の紛議と藤原基経の関白
  はじめに
  一 陽成天皇と摂政
  二 光孝天皇の即位
  三 阿衡の紛議
  おわりに
 第四章 昌泰の変と上皇
  はじめに
  一 八・九世紀の太上天皇
  二 宇多天皇の譲位
  三 昌泰の変
  四 上皇のその後
  おわりに
 第五章 安和の変の意義
  はじめに
  一 守平親王の立太子
  二 安和の変
  三 天皇の自立と後見
  おわりに

第二部 王権と摂関政治
 第一章 摂関政治以前の摂政
  はじめに
  一 摂政の事例
  二 摂政の意味
  おわりに
 第二章 平安時代の王権と摂関政治
  はじめに
  一 摂政・関白創出の前提
  二 摂政・関白の創出
  三 王権の展開と摂政・関白
  おわりに
 第三章 平安時代の摂政儀と天皇
  はじめに
  一 御前儀
  二 摂政儀の成立・展開
  三 礼服御覧と摂政儀
  四 天皇と摂政儀
  おわりに
 第四章 摂関政治期の関白と天皇
  はじめに
  一 関白の創始
  二 関白の転換
  三 天皇と関白
  おわりに
 第五章 摂関政治の諸段階
  はじめに
  一 通説的理解
  二 成立期の摂政・関白
  三 円融天皇・一条天皇と摂政・関白
  四 藤原道長・頼通の摂政・関白
  おわりに
 第六章 摂関期の皇統と王権
  はじめに
  一 光孝皇統の成立
  二 摂政・関白と外戚
  三 摂関政治と王権
  おわりに
 第七章 藤原道長と摂関政治
  はじめに
  一 道長の内覧
  二 道長と陣定
  三 三条天皇と道長
  四 大殿としての道長
  おわりに
 第八章 母后と摂関政治
  はじめに
  一 摂関政治以前の母后
  二 成立期の摂政・関白と母后
  三 摂関政治期の母后と女院
  四 院政期の母后
  おわりに

終章 成果と展望
 一 平安時代の政変の意義
 二 王権と摂関政治の意義
 三 院政期への展望


あとがき
索引