ちくま学芸文庫<br> マビノギオン ――中世ウェールズ幻想物語集

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ちくま学芸文庫
マビノギオン ――中世ウェールズ幻想物語集

  • 著者名:中野節子【訳】
  • 価格 ¥1,925(本体¥1,750)
  • 筑摩書房(2026/05発売)
  • 向夏の候!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/28)
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  • ISBN:9784480513410

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内容説明

英雄たちの闘い
アーサー王が活躍する物語など計11編を収録。
詳細な注を付したウェールズ語原典からの完訳

アーサー王(アルスル)が活躍する物語など、古来カムリ人たちが語り紡いできた数々の伝承を収録。詳細な訳注を付したウェールズ語原典からの完訳。

===
カムリ人と呼ばれるケルト系の人々がウェールズの地で古来語り紡いできたさまざまな伝承や神話。それらを11世紀以降に修道士たちが収集しまとめあげたとされるのが、散文物語集『マビノギオン』である。その内容は、神話の影響を色濃く受けた不思議話から宮廷文学風のロマンスまで多岐にわたり、『マビノギオン』という書名の由来となった「マビノーギの四つの物語」のほか、アーサー王(アルスル)が活躍する話や、聖杯探索で知られるパーシヴァル卿の原型となった人物であるペレドゥルの冒険譚などが収録されている。詳細な訳注と解説を付した、ウェールズ語原典からの完訳。

【目次】
日本語版の刊行によせて/『マビノギオン』への長い旅
マビノーギの四つの物語
ダヴェドの大公プイス
スィールの娘ブランウェン
スィールの息子マナウィダン
マソヌウイの息子マース
カムリに伝わる四つの物語
マクセン・ウレディクの夢
スィッズとスェヴェリスの物語
キルッフとオルウェン
ロナブイの夢
アルスルの宮廷の三つのロマンス
ウリエンの息子オウァインの物語、あるいは泉の貴婦人
エヴラウクの息子ペレドゥルの物語
エルビンの息子ゲライントの物語
訳注/解説/『マビノギオン』の物語を追って/参考文献/地名一覧/人名一覧

目次

日本語版の刊行によせて/『マビノギオン』への長い旅──序にかえて/マビノーギの四つの物語/ダヴェドの大公プイス/スィールの娘ブランウェン/スィールの息子マナウィダン/マソヌウイの息子マース/カムリに伝わる四つの物語/マクセン・ウレディクの夢/スィッズとスェヴェリスの物語/キルッフとオルウェン/ロナブイの夢/アルスルの宮廷の三つのロマンス/ウリエンの息子オウァインの物語、あるいは泉の貴婦人/エヴラウクの息子ペレドゥルの物語/エルビンの息子ゲライントの物語/訳注/解説/『マビノギオン』の物語を追って/参考文献/地名一覧/人名一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Go Extreme

1
■全体像:11c末-14c成立(赤本+白本):11物語:神話継承+魔法/変身+異界(アヌウン)+愛/復讐/悲劇 ■四つの枝 1:プイス:リアノン(異界美女):アヌウン王+交換生活+魔法の袋+息子プリデリ 2:リールの娘:ブランウェン(悲劇)+ブラン(巨人):ウェールズvsアイルランド+蘇生の大釜+悲劇 3:マナウィダン:リアノン+プリデリ:荒廃したディヴェド+魔法の煙+黄金工芸+魔法の砦 4:マソヌイの息子:マス(王)+グウィディオン(魔術師)+レウ:豚の盗難+裏切り+復讐+鷲へ変身2026/04/12

Mits

1
ケルト神話とアーサー王物語の中間あたりに位置するものなのだな。この本を最初からひとつひとつ読んでいくよりも、各話の解説と平行して交互に読んでいった方が理解は深まるように思った。後半はアーサー王の原型であるアルスルの話で占められてるのだけど、彼自身よりもパーシヴァルの原型であるペレドゥルの方がずっと形を保ってる。むしろパーシヴァルなんかは難解で哲学的なキャラで、ずっと後に作られた気がしてたけど逆で元からこういうキャラだったとは。2026/03/14

迦陵頻之急

0
ウェールズに伝承されたケルト説話集の名翻訳が文庫化。霧の中を夢うつつでさ迷う様な茫漠とした物語は、アラビアやインドの説話集の強烈な色彩と明解な輪郭とは対照的である。アーサー王説話はフランスに渡って物語化され、白水社「フランス中世文学集」で読める騎士ロマンスとなったが、そこでは読み物として体裁を整えた結果、幻想的で奔放な想像力が希薄化し、連続活劇のように単調に一騎打ちが続くストーリーが、文学的修辞を纏って展開する。そこにはもはや本書の様な、論理的説明のつけがたい構成で展開される奔放な想像力は残されていない。2026/03/18

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