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内容説明
※紙版とはコンテンツが一部異なります。
掲載されていないページ、記事、写真があります。
都会で生きる男と女。人間たちの普遍的な感情、そして心の機微を、苦しく、優しく、そして深く切り取り、切ないまでの儚い日々を美しい線画で描いた魚喃キリコの作品は、海外からも高い美術評価を今も受け続けている。
伝説となったその作品の数々が、ファン待望の時を経て、13年ぶりに新装版で登場。
本作は1997年に発売され、2003年には市川実日子、小西真奈美主演で映画化もされた魚喃キリコの初期傑作長編マンガ。海辺の女子校を舞台に、桐島と遠藤の友情と恋心、そして彼女たちを取り巻く女の子たちの心の機微を丁寧に描いた、苦く美しい物語。ひりつくような10代の心模様を、静寂の中の叫びに似た繊細な感情表現で紡いでいく独特の世界観。そして、美しい線画で描かれた作品は、海外からも高い美術評価を受け続けている。世界6カ国語にて翻訳本が刊行されている不朽の名作。
(内容は変更になる場合があります)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ノブヲ
17
ジジジジというフィルムカメラを回す音が聞こえてきそうな、どこかヤング層をターゲットにしたマイナーな邦画のような雰囲気。カット割、アングルともに。一部のコアなファンに熱烈に支持されているだろうことは容易に想像できる。漫画。女子校を舞台にした淡い恋愛模様。いささかデリケートに過ぎるのかもしれないが、それは十代の多感なある時期において、何よりの褒め言葉にもなるだろう。まるでガラス細工のような、そんな繊細な世界を描いている。今後もいくつか作品を追ってみようと思う。2024/07/17
芙蓉
4
初読漫画家さん。友人と行った大きな本屋さんにて平積みにされているのを見て気になり帯の惹句を見て「これ絶対なにがしか心に刺さるタイプの漫画やん」「確かに」という会話を交わした。魚喃と書いて(なななん)と読むのか初めて知った。海辺の女子高で女友達への恋心を描いた作品。ちょっと独特な絵柄だったので読んでいて今喋っているのはどっちだとなった。心に傷を残すほどには刺さらなかったが興味深かった。2020/04/20
ふゆ
2
大学時代を過ごした町での読書会に参加するために再読。あの多感な時期にこのまんがにであったことは、私の中で大きかったです。おしゃれな線とコマ割りとセリフ、心に刺さった絵とストーリー。私の好きを方向付けた一冊、大事に読んで泣きました。それは感傷だってわかってます。私の大事な心のあり方をうまいこと言えないなーって持って行きませんでした。こういう女の子の機微、こんなに描く人はいないです。2023/11/05
そ
2
あの顔がすきだった あたしはあのひとと友達になりたい そんな遠藤に対しての感情がすべてごちゃごちゃになるのも17歳 なんの物語にもならなかったりただ失ったりする一夏(だったり数年間)の感情しかり人間しかりすごく繊細なバランスでできた刹那的な恋心を描ききっているのがすごいです コマの使い方に岡崎京子からの影響をすごく感じる2020/05/09
すぎる
1
うわめっちゃわかる!ってところがどこかあったから後で記載する 映画版とは若干違うんだなと思った。映画だとカヤ子が美術室にがっつりいたり、遠藤の音楽の趣味にフォーカスしたりしなかったっけ?? それまではカヤ子の考えていることが詳細に書かれていたのに、最後の遠藤の言葉に対してはモノローグが書かれていないのが印象深かった。こちらで思いを推し量るしかない感じ。カヤ子は辛いけどそれでも前向きに捉えたんじゃないかな2026/02/16




