すみれのさとうづけ

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すみれのさとうづけ

  • ISBN:9784418268238

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内容説明

ゆっくりと溶けていく、お菓子の魔法。『王さまのお菓子』に続く、世界のお菓子シリーズ、待望の第二弾!・悲しみも、不安も、ゆっくりと溶けていく―おじいちゃんと孫のサラが織りなす、心あたたまる物語。・文は石井睦美、絵はオーストリアで長年暮らした経験をもつKrimgen。リリカルな文章と異国情緒あふれるクラシカルな絵が響き合い、子どもから大人まで楽しめる作品です。・オーストリア・ウィーンの皇室の伝統菓子「すみれの砂糖づけ」を題材にした物語。『王さまのお菓子』 (文/石井睦美 絵/くらはしれい)に続く、世界のお菓子シリーズ第二弾。サラは、おばあちゃんをなくしてから、ひとりぐらしのおじいちゃんのことがしんぱいでたまりません。ある日、おじいちゃんの家に泊まりにいくことに。すみれをつんでいると、ふしぎなことが起こり……。オーストリア・ウィーンの皇妃エリザベートが愛した皇室の伝統菓子「すみれの砂糖づけ」。石井睦美とKrimgenが喪失と記憶、時間とともに受け継がれていく想いを、美しく描きます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

137
スミレの香りとともに、夢が広がっていくよう。やさしかったアンナおばあちゃん、一人暮らしになったおじいちゃん、そして何かを感じ取った少女の思いが一つになっていく、幸福感に包まれる物語。懐かしさが蘇るときがある。それは景色だったり、風の薫りだったり、思い出の料理だったりして。清らかな気持ちがあったから、大切な贈り物を受け取ることができたのだろう。人と自然が調和したときに生まれる感性をKrimgenさんの画風が引き立ている。そして、この絵本に込められた想いをまとめた石井睦美さんのあとがきがもまた素晴らしかった。2026/05/02

starbro

48
石井 睦美は、新作中心に読んでいる絵本作家です。「すみれの砂糖づけ」は、オーストリア・ウィーンの皇妃エリザベートが愛した皇室の伝統菓子だったんですね。本書は、美しく上品な作品でした。 https://books.sekaibunka.com/book/b10166240.html2026/06/22

遠い日

4
サラのおじいちゃんへの気持ちが、ファンタジックな奇跡を起こしたのです。でも、読みながら思ったのは、亡くなったおばあちゃんがいかに丁寧に日々を生きてきたかということ。だからこそ、すみれの花の精はサラの前に現れたのでしょう。 おじいちゃんにとって大切な大切な思い出に紐づいたすみれの砂糖漬け。サラが妖精に教わりながら拵えたそれは、おじいちゃんにとって、新たな生きる希望になったはず。亡き妻と同じ味のすみれの砂糖漬けをまた口にすることができるなんて⁉︎ 温かな思いやりと、これからの希望。奇跡は起きるものなのですね。2026/05/28

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