内容説明
歩こう! こころまち
「コンパクトシティ」は、都市のスプロール化を抑え、持続可能な都市づくり概念とされている。環境負荷の低減を求めて、あるいはコミュニティ形成や新しいアーバンデザイン構想のもとに、また急速な都市化への対応策としてなど、コンパクトシティに求めるものは、世界各国それぞれの都市によりさまざま。
日本では、人口減少と超高齢社会の到来を喫緊の課題とし、また地震や水害など災害に強いまちづくりのために1990年代からコンパクトシティの建設計画に取り組んできた。 これまでの30年の蓄積と、現在とこれからの魅力と活力あるコンパクトシティへの取組みを紹介する。
【著者】
竹村登
日建設計総合研究所 理事。大阪大学大学院工学研究科環境工学専攻修士課程修了。1987年に日建設計入社。都市計画・都市ビジョン等策定支援、防災まちづくり、都市・地域活性化のコンサルティングほか、民活導入による自治体プロジェクト推進、環境まちづくり計画等策定などの支援に携わってきた。「持続可能性」、「地域の元気」、「安全・安心」をいかにして実現していくかをテーマに、都市や環境まちづくりのマスタープランや地域活性化に関する調査研究、計画策定支援に注力している。
目次
[刊行に寄せて] 明日の都市へ向けて 饗庭 伸
[プロローグ] 「コンパクト」を意識して30年
第1章 どうなる、日本の近未来の都市
第2章 人口減少でも元気な都市へ
第3章 活力あるまちづくり
第4章 コンパクトシティの夢をかなえよう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
shu_reading
3
★★★☆コンパクトシティの基本的な事がわかる内容。つくるにあたり、どこを拠点・中心とするか、そこへの住居・商業施設・医療施設への誘致。交通機関と沿線沿いの自治体の関係等。今は更に災害や感染対策等の考慮も必要。手軽に利用出来る交通手段、エリアマネジメント、財源をどこから捻出してくるか、そしてそこに住む住民を巻き込み広く理解してもらう事が大事。2022/08/15
鴨ねぎ
2
文章がかたい、コンパクトに書いてほしい。地元の駅が載っているが以前にSCが建設で新鮮さはオープン時だけの感じ、内部テナントは他のSCと同じ、駐車料金必要な駅は敬遠され別のSCに行くでしょ、道路状況の考慮も必要、コンパクトシティは必要性はわからない。 空き家発生のメカニズムはわかるが、高齢者が利用しやすいように作るとよい、大型化・多品目は最初は必要ない、オープンしてから変化を。地方の発展途上の駅をコンパクトシティ化はうまくいくかも?既設の駅は過疎化するかも。2022/07/02
Go Extreme
2
人口減少が進む日本:都市消滅の危機 超高齢社会:世界一速い超高齢化・日常生活が困難となる高齢者・郊外住宅団地の悲劇・都市の持続可能 しなやかな回復力 スマートシュリンク スポンジ化に対応した方策 都市形成と公共交通 エリア再生 50万人の規模の経済圏 中心市街地を交流の場に 都市のゆるやかなシュリンク方策 ターミナル再生 足の確保 まちの形が引きこもりをなくす パプリックスベース 住むだけ→身近な働く場所 シェアリングエコノミー時代到来 集約エリアに引き込むプルとプッシュ方策 自動運転社会が変えるまちの姿2020/12/05
askmt
1
結局、外からの力の作用の結果としてではなく、内からの抑えがたい動きに基づいたまちの形成という形でないとうまくいかないのだろう。コンセプトから始めると前者に傾きがちであり、それを如何に…という辺りの葛藤が垣間見える著作であった。2021/03/16
ゴレイヌ×ゴレイヌ
1
卒論終わり、工学分館の新刊コーナーで見かけて借りて読了。 都市によって人口減少の仕方、空き家の増え方、中心の様子全くことなるため全国一律な計画を適用するのは無理があるのではないかと思う また計画には市民参加が当たり前だが一部であるので市民の意見をうまく代表できるているのかも疑問に感じる。とはいっても全員は不可能なのでやはり市民が理解しやすい数値やある意味衝撃的な視覚情報が必要だと共感した。 車全部撤廃して、全部公共交通or自動運転になれば全て解決する気がする。車会社等との戦争が起こりそうなこと以外は。 2021/02/16




