集英社インターナショナル<br> あなたの知らない「世界の新常識」(インターナショナル新書)

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集英社インターナショナル
あなたの知らない「世界の新常識」(インターナショナル新書)

  • ISBN:9784797681710

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内容説明

「力こそ正義」の国際秩序、激化する気候変動、人間を疎外する科学技術。予測不能な時代を生き抜くため、私たちは従来の常識を捨て、現代に通用する「新常識」を手に入れる必要がある。思想界の奇才ジジェク、ノーベル経済学賞のスティグリッツをはじめ、「白人人口の縮小」を分析した人口学者カウフマン、「西洋人だけがもつ奇妙な心理」に着目した人類学者ヘンリックなど、巨視的な研究を続ける学者8人のインタビューを通し、現代社会システムの本質に迫り、未来への道を探る。

目次

はじめに
第1章 スラヴォイ・ジジェク(哲学者) 常識の時代は終わった
第2章 ジョセフ・E・スティグリッツ(経済学者) 「自由」は常に犠牲をともなう
第3章 エリック・カウフマン(人口学者) 白人はマイノリティになる
第4章 ジェイソン・ヒッケル(経済人類学者) 資本主義の次の世界がやってくる
第5章 ジョセフ・ヘンリック(人類学者) 西洋人は「奇妙な」少数派にすぎない
第6章 ジャック・アタリ(経済学者 思想家) 日本はなぜナンバーワンになれなかったのか
第7章 ミチオ・カク(理論物理学者) 量子コンピュータを最初に開発した国はそれを公表しない
第8章 ジェレミー・リフキン(経済社会理論家) 水のインターネットが基礎インフラとなる
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Tenouji

14
タイトルに「新常識」とあるが、保守路線?の識者が多いためか「常識」の話しが多い。しかし、その「常識」の再考が、今のグローバルスタンダードなんだな。トランプへの言及が必須となっており、量子科学の話しも多い印象。要は、扇動に煽られず、全体をみよう、という方向性。なので、ジジェクのスタンスが、過激なのか保守的なのかわからなくて、なかなかに、面白い内容でした。2026/05/23

武井 康則

9
ジジェク、スティグリッツ、他、人口学、経済人類学、理論物理学者等へのインタビュー集。一応近著をインタビューの切り口としているが、対談ではないので前もっての質問を順に投げかけ深まらない印象がある。特にジジェクには一問一答の感がある。結局、今トランプが元凶だと言わせたいだけかとも取れる。さすが世界の最先端の答えでもっと深めれば面白くなったのにと残念に思える箇所もいくつかあった。最後に近著の紹介があるのでそれを買えということか。2026/05/13

Hiroshi

8
①スラヴォイ・ジジェク(哲学者)、②ジョセフ・E・スティグリッツ(経済学者)、③エリック・カウフマン(人口学者)、④ジェイソン・ヒッケル(経済人類学者)、⑤ジョセフ・ヘリン(人類学者)、⑥ジャック・アタリ(経済学者・思想家)、⑦ミチオ・カク(理論物理学者)、⑧ジェレミー・リフキン(経済社会理論家)に現代の世界に通用する新常識をインタビューしたもの。必ずトランプにより世界の常識がどう変わるかを尋ねている。私は②⑥しか知らなかった。新たな見聞が広められ楽しかった。著者は化学・基礎医学の素養もあり科学に明るい。2026/05/05

青雲空

5
スティグリッツ、ヒッケルの主張は、斉藤幸平氏と通じるものがある。資本主義は本質的に非民主的であり、「囲い込み」を延々と続ける破壊的なシステムであると喝破している。知らなかったが、これら良質のインタビューの初出は集英社の季刊誌kotobaだった。今後、読んでみたい2026/06/13

志村真幸

4
 ジャーナリストの大野和基さんが、世界を代表する知性8人にインタビューした内容だ。  現代社会に関わる多様な側面が語られており、トランプ政権の行方がどうなるのか、中国は世界の覇権を取れるのか、「白人」は近未来に少数者へ転落してしまうのかなど。  科学の話題も少なくない。量子コンピューターの開発の現状とそれによって一変する未来像や、気候変動への対処法。  ポイントを突いたインタビューとなっており、どの人物も嬉々としてかなり深いところまで語っているところが魅力。  訳文もこなれていて引っかかるところがない。 2026/04/07

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