卍とハーケンクロイツ:卍に隠された十字架と聖徳の光

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卍とハーケンクロイツ:卍に隠された十字架と聖徳の光

  • 著者名:中垣顕實【著】
  • 価格 ¥2,530(本体¥2,300)
  • 現代書館(2026/05発売)
  • ポイント 23pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784768457061

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内容説明

卍(まんじ)のマークは古くから日本人の生活にとけ込んでいる「印」であり、広く世界に分布して仏教の印としてあがめられたマークである。だが、ドイツナチスのハーケンクロイツの印との類似で世界中で誤解されることになる。特にユダヤ人がホロコーストの関係からとても過敏に反応し、西洋社会では、敬遠され、敵視されるシンボルとなってしまっている。しかし卍は本来、吉祥の印であり、広く吉祥のシンボルとして使用したいという著者は、世界中の卍を調べ、本来の意味を分かりやすく説明している。


【目次】

口絵写真
はじめに


序 章 何故、今「まんじ」なのか?

(一)何故、まんじ(卍)を選んだか
(二)西洋のスワスティカとの出逢い
(三)ホロコーストとの出逢い
(四)タブーを乗り越えて
(五)ユダヤ人、日本人でなく、同じ人類として
(六)言葉の使用法


第一章 日本・仏教におけるスワスティカ(卍)

(一)私には見えなかった「卍」
(二)日本でのリサーチ
(三)日本でのインタビュー
(四)日本語の「卍」の意味
(五)仏教経典における「卍」の意味
(六)仏教の「卍」は本来、右旋回?


第二章 スワスティカ(卍・?)は世界中にある?

(一)世界的な「卍・?」
(二)言葉の意味
(三)「卍・?」の起源
(四)諸宗教における「卍・?」
(五)北アメリカにおける「卍・?」
(六)生きる人類世界宗教文化遺産の「卍・?」


第三章 ホロコースト大量殺戮と「卍・?」

(一)「卍・?」研究
(二)ホロコースト
(三)ホロコースト関係施設の訪問


第四章 ハーケンクロイツとスワスティカは全く関連がない!

(一)東洋の「卍・?」とヒトラーのシンボル
(二)ハーケンクロイツの定義
(三)ハーケンクロイツとスワスティカの違い
(四)ハーケンクロイツの英語翻訳の問題点
(五)英語訳の飛躍?

第五章 隠されたヒトラーの十字架

(一)「鉤の十字架」の経緯
(二)ヒトラーと東洋の「卍・?」
(三)「鉤の十字架」の理由

 
第六章 「鉤の十字架」とドイツのアーリア人卓越民族思想

(一)アーリア人の勝利
(二)仏教における「アーリア」
(三)西洋における「アーリアン」
(四)ヒトラーにおける「アーリア人」
(五)アーリア人シンボル「?」のイメージ


第七章 反ユダヤ主義VS.新十字架との聖戦

(一)反ユダヤ主義の勝利
(二)ヒトラーと反ユダヤ主義
(三)マルティン・ルター(一四八三~一五四六)と反ユダヤ主義
(四)リチャード・ワグナー(一八一三~一八八三)と反ユダヤ主義
(五)ルターとワグナー
(六)結論


第八章 スワスティカ復活の予感

(一)ホロコースト生存者のインタビュー
(二)第二回「ヒンズー教・ユダヤ教指導者団首脳会談 
(三)将来へ向けての会談
(四)「卍・?」の現状
(五)今後の課題
(六)提案―ご協力を!


おわりに
参考資料・参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

chatnoir

13
卍(まんじ・スワスティカ)はアジアの吉祥模様なのに、鉤十字(ハーケンクロイツ)と一緒に嫌わないで!キリスト教VS.ユダヤ教の宗教戦争なのに、アジアでも仏教でもヒトラーのハーケンクロイツとは関係ないから本来の意味で卍もアーリア(徳)と言う言葉も使わせて!な本。ルターやワグナーの思想が後々ヒトラーと結びつくらしい。ろくでもない。何処の国も人も宗教も多かれ少なかれ自国や自分中心の思想は持っていて、未だに問題を引きずったり起こしたりしている。聖徳(スワスティカでアーリア)を目指すには程遠いね。2017/03/20

1959のコールマン

5
マルティン・ルターも反ユダヤ主義の片棒担いでいたのね。世界史では習ってなかったけど。2019/04/15

かんがく

5
この二つの関係ってなんだろうなぁって前から思ってましたが、アメリカで活躍する僧侶である筆者が仏教をはじめとする様々な宗教で用いられる卍と、ヒトラーのナチスのハーケンクロイツ、これらが混同されて西洋諸国で問題になっていることから、様々な研究をして、それぞれの意味と、その歴史、なぜ現在に至ったかを記述している本。研究の内容もわかりやすく、筆者がその誤解をやめて、仏教のシンボルとしての卍を広めたいという気持ちもよく伝わってくる良書でした。2014/04/10

1959のコールマン

3
そして本来の仏教の聖者を表すアーリアとして卍が使われていたのが、白人、特にドイツ人優越史観としてのアーリア人象徴に歪められてしまった。卍が西欧、ナチスによっていかに歪曲されたかを書いた本が殆ど無い事に危機感を覚える。2019/04/15

1959のコールマン

3
☆5。p61~83に驚いた。卍、逆さ卍はなんと古代ユダヤ教では好まれた神聖なシンボルである事、初期キリスト教でも正式なシンボルとして採用されていた事。他にも、東洋だけで無く、西洋、アメリカでも喜ばしいマークとして通用していた事。インディアンの幸運の印として使われていた事。p138~148にも驚く。アーリア人が仏教では聖者を表す言葉が、西洋では「アーリア人」という架空の民族、歴史が作られて「アーリア人の侵略」などという物語まで出来たと。歴史の授業で「アーリア人の侵略」とならったが、あれは嘘だったのか。2019/04/15

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