内容説明
なぜ我々は疑いもせず取引ができるのだろう.なぜ結婚するのだろう.なぜ宗教を信じるのだろう.なぜ権力が生まれるのだろう.当たり前のこと,合理的なこととして片づけられている日常の生活をめぐる「常識」にひそむ深層構造を,儀礼と象徴の理論を通して脱常識化し解明してゆく社会学入門の定番.新たに1章が書き足された原書第二版.
目次
まえがき
1 合理性の非合理的基礎
契約の前契約的基礎
ただ乗り(フリーライダー)問題
契約社会の台頭
権力と連帯
2 神の社会学
宗教の共通基盤
なぜ人びとは道徳的感情をもつのか.
社会的儀礼の一般モデル
神の類型(タイプ)は社会の類型(タイプ)に対応する
個我の発生
日常生活における相互作用儀礼
社会的儀礼の世界
3 権力の逆説
三つの戦略――金銭・強制力・連帯
当然視されているものの重要性
最適化と満足化
不確実性の力
4 犯罪の常態性
犯罪の保守主義的説明
リベラルな説明
犯罪についてのラディカルな説明
犯罪の社会的必要性
犯罪の限界
5 愛と所有
性愛的所有(エロティック・プロパティ)
世代的所有(ジェネレーショナル・プロパティ)
家産的所有(ハウスホールド・プロパティ)
性的市場の台頭と愛の革命
家族の将来
6 社会学は人工知能をつくれるか?
エキスパート・システムとコンピュータの限界
真に人間的な知能への社会学の貢献
いかにして会話をプログラムするか
順番取りと流れの維持
われらのコンピュータに会話を続けさせること
文化資本の獲得
人に話しかける動機づけ――感情エネルギーの追求
SOCIOがひとりで考えるようにすること
先のことを計画する
創造的思考をプログラムする
未来へ
あとがき
訳者あとがき
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