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内容説明
社会の中で「おかしい」と感じたとき、不条理な壁に突き当たったとき、私たちは何ができるのか。差別、労働、環境問題、ジェンダー、社会保障――さまざまな課題に対し、裁判という方法で社会のあり方を問い直し、変革を働きかけるのが「公共訴訟」である。同性婚訴訟、タトゥー裁判、大川原化工機事件、立候補年齢引き下げ訴訟……。本書は、実際の事例や当事者の物語を手がかりに、その歴史と役割を解説。公共訴訟はどのような戦略、連帯によって社会を変えてきたのか。裁判を「社会を動かすツール」としてとらえ、個人の声が制度や社会を変えていくプロセスと、その可能性を示す入門書。
目次
はじめに 谷口太規
第1章 声をあげる人々、その物語――公共訴訟を知る 丸山央里絵、亀石倫子
第2章 公共訴訟は社会をどう変えるか 谷口太規、井桁大介
第3章 公共訴訟の誕生と歴史 井桁大介
第4章 データで見る公共訴訟 井桁大介
第5章 なぜ数が少なく、勝ちにくいのか――公共訴訟の抱えるハードル 井桁大介
第6章 新たな動きが生み出す、新しい連帯 丸山央里絵、井桁大介
第7章 公共訴訟の未来 谷口太規
おわりに 谷口太規
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
23
公共訴訟はどのように社会を変えてきたのか。実際の事例や当事者の物語を手がかりに歴史と役割を解説する1冊。東京の空気が今より汚かった時代、川崎・東京の大気汚染公害訴訟が排気規制や技術開発を促した事例を皮切りに、同性婚訴訟、タトゥー裁判、GPS違法捜査事件など、現代の具体例を豊富に紹介していて、7つの機能を整理し、勝訴しなくても捨て駒となる戦略まで解説する一方、日本の公共訴訟が抱える構造的ハードルの高さと、それを乗り越えようとする取り組みも紹介していて、公共訴訟のこれまでとこれからを解説してくれる1冊でした。2026/06/07
犬吉
2
自分自身も社会を構成する単位であると再認識。自立した個人であらねば2026/05/29




