内容説明
次世代のまちづくり
エネルギー、水資源、情報通信、交通など私たちのくらしを構成するすべての機能がつながり、循環するスマートシティ(スマートコミュニティ)。省エネルギーや創エネルギーを主体とした環境配慮・低炭素のスマートシティ構想は、世界的な広がりを見せている。種々の産業が活気にあふれ、環境負荷は減少し、人々の生活は心地よい―どうすれば、そのようなまちが生まれるのか。
日建設計を母体とする日建グループのシンクタンクである日建設計総合研究所[NSRI]が、いま世界の都市が取り組むスマート化の課題と実現のプロセスを解く。
【著者】
山村真司
日建設計総合研究所 理事、上席研究員。東京大学大学院建築学専攻修士課程修了。建築・都市の環境配慮・低炭素計画及び評価を専門とする。
主な業績:さいたまスーパーアリーナ、東京ミッドタウン、青山学院大学相模原キャンパス等の環境設備設計。大崎Think park、飯田橋I-Garden 等の風の道の環境計画。天津于家堡金融区開発、タイサムイ島など、低炭素都市・スマートシティの計画評価に従事。
目次
[刊行に寄せて] 都市、その可能性と脆弱性のはざまで 野城智也
[プロローグ]「スマート」をキーワードとする“まちづくり”
第1章 都市の現況 膨張し続ける都市・成熟を超えた都市
第2章 スマート化とは何か?
第3章 スマートシティ検討のプロセス
第4章 スマートシティ技術の導入計画[1]
第5章 スマートシティ技術の導入計画[2]
エピローグ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
izw
14
「スマートシティ」がどんな範囲を示すのかを知りたくて、流し読みました。エコ、環境、低炭素、サステナブルというキーワードが、スマートグリッドによる電力網の適用あたりから「スマート」に変わったのではないかと思っていますが、その後都市インフラ全般、コミュニティにまで拡大し、大きな概念となっているようです。スマートシティとは「ICT技術を有効活用して、基盤インフラ、生活インフラ等の都市関連インフラを効率的に運営し、生活を快適かつ利便性を向上させることが可能となる都市」だそうです。2015/02/27
たこ焼き
10
リーズナブルなエネルギー費で年を回す。民間企業による運営委託を探る。人口密度を高めて効率化を実現しつつ、人口密度が高いことによる行動の集中化を防ぐ。ロングテイル方式。2020/12/11
iwtn_
3
古書市の出版社の屋台?で購入。8年前ぐらいの本になるので、最近はまた進んだ取り組みもありそうだが、スマートシティの総論がまとめられていて参考になった。しかし、この時点で実装されても当初の計画どおりにはいかない事例が多いことに苦笑する。都市計画は交通、住居、経済、産業、その他インフラなど、様々な要素が絡み合う複雑系の設計になる。更に長期になるので技術も一緒に進歩し、混乱に拍車をかける。そして継続的なメンテナンスが必須だ。インクリメンタルな開発が良いとは思うが、不動産は中々そうはいかないようだ。2022/11/13
Sanchai
2
スマートシティであるにも関わらず、個別の技術や特定の分野を対象にしたスマート化ばかりが人目を引きつけ、本来の「シティ=まち」の視点からの議論が少ないように感じられたのが本書の問題意識だったとのことだが、紹介された取組み事例はやはり個別技術やセクター別のものが多く、サプライドリブンなイメージは十分には払拭されなかった。(同種の他の本よりはまだましだが。)挿入されている図表が断片的で、必ずしも理解促進に貢献しているとは思えない。でも、CASBEE都市についての客観的記述があることには好感が持てた。2015/05/19
Yasuaki Michigoe
0
たぶん入門レベルの話だと思うけれども、知ったかぶり的な理解しかできていなかったものが多かったのだと感じた。 ちゃんと勉強する時間を作りたいと思った。2016/02/06




