内容説明
超人気作家2人が奇跡のマッチング! 「七つの条件」をお題に競作された、令和一切ないクライムサスペンス作品集! 2020年代の東京で、少女たちの「愛」と「殺意」が交錯するーー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
155
桜庭 一樹は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。斜線堂 有紀、4作目です。人気作家2人のマッチングですが、あまり相乗効果は感じられませんでした。 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309032689/2026/07/03
星群
84
斜線堂さん、桜庭さんによる競作本。記憶にある限り、競作本って初めて読んだかもしれない。にしても、桜庭さんのネーミングセンスは安定の奇抜さですね。破天荒五月雨って、痺れるくらい惚れ惚れします。実在する『怪談』がキーワードになってる『自称犯人』からはじまる七つの条件のなかの2つが面白かったかな。作家さんの競作、面白い試みなので、第二弾も出ないかなぁ。2026/06/18
itica
69
おふたりの作家さんによる、予め7つの条件を決めて執筆された、それぞれ4編づつのマッチング競作(と呼ぶらしい)で、同じキーワードでも全く違う作品になるところが面白い。10代~20代の多感な女性のもろく傷つきやすい心、可愛さ余って憎さ100倍のような複雑で危うい行動の描き方が上手い。すべて読み終わる頃には、どちらがどちらの作品か曖昧になるほど溶け合っていた感じがする。おふたりとも最初の作品が特に印象に残った。 2026/06/06
yukaring
67
共通する「7つの条件」を織り込み、桜庭さんと斜線堂さんがそれぞれに紡ぎ上げる少女達の愛と殺意、切なくて哀しいクライムサスペンス。子供の頃にお寺に捨てられた少女は母親の残した手紙を頼りに母を探し続ける。母を知るかもしれない人物と出会った彼女は…『かわいそうに、魂が小さいね』少女が17歳のある日、自分の人生を壊した男。彼女の復讐とは…『その春に用がある』など。マッチング競作と言うらしいが、同じテーマで同じキーワードを使いながら、全く違うテイストに仕上がったお話を読み比べたり、キーワードを予想するのも楽しそう。2026/06/15
シャコタンブルー
56
二人の作家が「七つの条件」を設定して競作した八編の小説。条件は同じでも出来上がった作品は全く異なるのが面白い。競作と謳っているので、どちらかに軍配をあげると「かわいそうに、魂が小さいね」が印象に残った桜庭さんに。最後の「斜光のさす場所、七つの条件」は競作というよりも共作のように思えた。切ない話だが、ほんわりとした温かさに包まれたような気持ちになった。「あとがき」での互いをリスペクトしている心境を披露しているのが素敵だった。2026/06/21
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