内容説明
18世紀ヴェネツィア、孤児を預かる養育院に赴任したヴィヴァルディとそこで暮らす天才少女との葛藤を描き、「四季」誕生の謎に迫る。イタリア最高の文学賞ストレーガ賞受賞。改題新装版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
スエ
4
元々は「スターバト・マーテル」の題名で出版され、映画化にあわせて改題となった。映画も見ており、こちらはヴィヴァルディ色が濃いのでタイトルに違和感ないのだが…。小説のほうは、ピエタ養育院の赤ちゃんポストに置き去りにされ、ヴァイオリン奏者として暮らすチェチリアの視点で語られ、ヴィヴァルディの登場は後半になってから。「繊細な音楽の棺の中に生き埋めにされている」彼女たちが、母を思いながら時を重ね、やがて現れた変わり者のヴィヴァルディによって覚醒していく。小説も映画も素晴らしかったが、結末はどちらも違和感でした。2026/05/30




