内容説明
振り飛車の美学を標榜する棋士・佐藤天彦と、
音楽界きっての将棋通・広瀬大介が
AI全盛の現代に将棋と音楽の美を語る!
AI時代を体現する若手棋士の台頭により、あらためて注目を集める将棋界。
そんななか、音楽をはじめ諸芸術への深い造詣を自身の将棋観と融合させ、新時代の将棋を創造しようとしている棋士・佐藤天彦九段が、音楽界きっての将棋通として知られる音楽評論家・広瀬大介と、将棋と音楽の芸術性と美について語りつくす!
エンタメとして、芸術としての将棋の可能性はどこにあるのか。
新しいファン層を前に、将棋批評はどうアプローチすればいいのか。
「美しい棋譜」を後世に残すことの意味とは。
モーツァルトの残した“究極のスコア”に佐藤天彦は何を観るのか──
将棋愛と音楽愛にあふれる異色対談!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Decoy
1
むちゃくちゃ面白くて、1日で読み切ってしまった。佐藤天彦九段の音楽(+歴史や文化・芸術全般)の知識量・理解力・言語化センスが抜群で、驚嘆。どの章ももれなく面白いが、「第Ⅲ章 名人戦とモーツァルト」は圧巻。「『ジュピター』第4楽章のどこが凄いか」解説は、鳥肌モノ。この二人の対話も、このような異ジャンル対談も、もっと読みたくなる。2026/04/13
3J28
0
面白かった。「いまって、客観的に共有しやすいものがひじょうに価値が高くて、共有できないものはぜんぶ”お気持ち“みたいな世界じゃないですか。だからまあ、藤井[猛]さんが二〇分考えるのもほんとうにお気持ちなんですよ。でも、そこでの気分の高まりってやっぱりだいじだなって思うときはあって[…]」(176)。事前研究にしたがって序盤からぶっ飛ばす、というかたちではない将棋がまさにいま名人戦の舞台で展開されているわけだけれど、将棋の世界も流行の趨勢がめまぐるしいな、と。でも、評価値ディストピアから脱出して力戦みたい→2026/04/30




