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内容説明
業績評価から政策まで、あらゆる局面でエビデンス(確かな根拠、特に数値やデータ)が求められる時代。しかしデータには恣意的な解釈や嘘がつきもの。ならば数字に表れない物語を重視すべきなのか? だがよくできたストーリーが人心を惑わすこともある。気鋭の公共政策学者が、数値によるマネジメントの歴史や陰謀論の問題などを取り上げ、「賢慮」を行う道を探る。 〈目次より〉●ある学生寮の思い出 ●エビデンスの罠と物語の罠 ●エビデンスの歴史 ●企業におけるエビデンス――科学的管理法とKPI ●監査という儀式 ●外国人問題におけるグラフの恣意的な読み違え ●誰が言っているかが重要?――徳認識論 ●党派性から離れることは難しい
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
21
業績評価から政策まで、あらゆる局面でエビデンスが求められる時代。エビデンスとナラティブの双方が持つ罠を、公共政策学者の視点から解剖する1冊。エビデンスのデータは必ずしも客観的ではなく、提示の仕方・母集団の選び方・縦軸の切り方で印象が180度変わることを、身近な事例を交えながら説明していて、対するナラティブもまた検証をすり抜ける危険性があり、エビデンスかナラティブかではなく二項対立が思考の檻だと指摘しながら、状況に応じた適切な判断力、つまり自分の頭で考えることこそが重要だと説いく内容には妥当性がありました。2026/06/07
zunzun
3
ナラティヴ批判しながらも、エビデンスだけでもダメだという穏当なことがかいてある本。エビデンスがどうして重視されるようになったのかの歴史やその失敗などがかいてあるが、読んでみても、エビデンスに従うのがナラティブなんじゃないかなあと思ってしまった。まあ、信じすぎるのはよくないよねといったところか。2026/05/29
なる
0
これまでの「エビデンス」を巡る動向を振り返りながら、エビデンスは絶対的な存在ではないことを説いた本です。現代ではAIの力によって良くも悪くも精巧で正しそうに見える情報を誰でも作り出すことが可能になってしまいました。結局は様々なデータや説明を鵜呑みにせず、自分の頭で考えて判断することが重要なのかなと思います。2026/06/13




