朝日新書<br> キリスト教ナショナリズム 不穏なアメリカの変貌

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朝日新書
キリスト教ナショナリズム 不穏なアメリカの変貌

  • 著者名:森本あんり【著者】/渡辺靖【著者】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 朝日新聞出版(2026/05発売)
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  • ISBN:9784022953681

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内容説明

米国を揺るがす「キリスト教ナショナリズム」とは何か?

「宗教化」するトランプ政治。米・イスラエルによるイラン攻撃……。
アメリカは、いま何に突き動かされているのか?

移民・女性・若者へと広がる予想外の浸透。
ヒンドゥー教徒やイスラム教徒までもが支持するという現実――。

宗教学の碩学・森本あんりと、現代アメリカ研究の第一人者・渡辺靖が、建国の理念から現代の混乱まで六章にわたり徹底討議。

神学とフィールドワークという異なる視点が鮮やかに交差し、従来の理解を更新する画期的なアメリカ論を提示する。

信仰・歴史・政治が交錯する大国の内側を読み解く、圧巻の対談!

<目次>
第一章 キリスト教ナショナリズムとは何か
第二章 過激化するキリスト教ナショナリズム
第三章 世俗化する信仰とZ世代
第四章 リバタリアンとの共通点
第五章 イスラエルとの関係
第六章 リベラリズムという容れ物――民主主義の危機と再生

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Sam

45
「キリスト教ナショナリズム」とは、新自由主義という遠心力によりバラバラになったアメリカを宗教を求心力として再構築しようとする運動を指す。これによれば神の意思は憲法よりも優先されることになり、政教分離を原則とし憲法に基づいて統治されているいまのアメリカは否定されるべきものとなる。日本人にはなかなか理解が及ばない思想ではあるけれども、変容しつつある現代アメリカの本質を理解するための重要なキーワードであることがよく分かった。後半は話題が拡散して前半ほどには面白く読めなかったが、全体として読む価値のある一冊。2026/05/31

バルジ

3
変容するアメリカの根底に流れている「キリスト教ナショナリズム」を扱った好著。2人の碩学によって明らかにされるキリスト教ナショナリズムは日本人から見て異様としか言いようのない代物である。聖書の一部分を都合よく解釈し、自らの主張に反するような聖書の一節は無視、キリスト教を合衆国憲法より上位に置くその姿はイスラム過激派と何ら変わるところな無い。しかしアメリカは「憲法」により国制上一体化しているのであって、その憲法よりキリスト教を上位に置くというのは現在の国家体制を揺るがす意味合いがある。議会襲撃など造作もない。2026/05/30

Viola

0
面白かった。対談形式なのでリズムがあり読みやすい。福音派をバックにつける政権、聖書に手を置き誓う儀式、私も米国がキリスト教国だと思っていたが誤解だった。迫害されたピューリタンが自由を求めて移り住んだ米国。信教の自由を掲げ、国と関係なく純粋に信仰を持てたからこそキリスト教も伸びた。今、ファンダメンタルな福音派信仰を利用し捻れた解釈に導くトランプ政権、そこにはもはや信仰のないキリスト教ナショナリズムがあるというのは衝撃。本来の信仰は置き去りになり自分の幸せの追求を優先する考えはローマ教皇からも苦言を呈される。2026/06/11

Roger

0
中公新書『福音派』や『ユダヤ人の歴史』の副読本として。これらとあわせて読むと理解が深まる。とにかく読みやすく、キリスト教・政治・ナショナリズムが結びつく現代アメリカの姿を立体的に捉えられる。2026/05/30

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