内容説明
政治腐敗が進み、都を取り巻く山に鬼が跋扈していた平安中期。尚侍は鬼の首領・朱天童子と出会い交流を深めるが、近年の禍を全て鬼のせいと断じた帝は朱天の討伐を命じていた。人を脅かすものの正体は本当に鬼なのか。正義は、悪は、絶対なのか。価値観のゆらぐ今こそ問いたい、日本ファンタジーノベル大賞2026受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
信兵衛
22
鬼たちと朝廷側、その両者の戦いだけでも十分以上に読み応えがありますが、思わぬ存在まで登場し、ヤラレタ!という痛快感あり。 伝説の面白さに、戦いの興奮、そして予想外の驚き、そして登場するキャラクターの魅力(皆を引っかき回している感ある内侍や老・安倍晴明を含む)と、多様な面白さが味わえる本作ですが、“鬼”とは何か?という問い掛けがまた心憎い。2026/07/26
本の蟲
10
2026年日本ファンタジーノベル大賞作品。江戸時代の版元による御伽草子の蒐集から、平安の都。酒呑童子の異聞奇譚が始まる流れにはワクワクした。ただ、冒頭と結末の仕掛け以外には特に残るものなし。鬼や貴族の存在。登場人物の心情と行動が最後まで腑に落ちない。かなり期待して読んだのだが、伝奇物としても歴史物としても中途半端で、審査員を務めた恩田陸、森見登美彦デビュー作のようなインパクト。次作必ず読むと思わせる吸引力はなかった2026/07/20
しがしが
0
ファンタジー大賞受賞作品で、平安時代が舞台と知り読んでみたが、うーん。設定も文体もラノベ過ぎていまいち。選考委員に恩田陸さんがいると知りびっくり。2026/07/18




