海のほとりのプラネット

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海のほとりのプラネット

  • 著者名:義井優【著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 新潮社(2026/06発売)
  • ポイント 19pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103570615

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内容説明

母を喪い、二人で暮らしていた古い家から出られずにいた希帆のもとを、会ったことのない小学生の義妹が訪れる。戸惑う希帆に彼女は「家事の先生の最終試験がある」と言い、家の掃除をし始めるが……。鎌倉を舞台に、思いがけない出会いを通じて孤独を癒し、一歩ふみ出す人々を描く、R-18文学賞友近賞受賞作など全6篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

BLANCA

74
作家デビュー作。母が亡くなり半年、鎌倉の一軒家で一人暮らす希帆に、元父から再婚相手の連れ子、小学6年生の穂乃花を夏休みに3日間だけ泊まらせて欲しいと頼まれる。それは穂乃花が自ら遊びに行きたいと願っての事。モヤっとした気持ちのまま、受け入れる…😮‍💨 お盆の頃にやって来た穂乃花は小学生なのに家事が得意。母の看病で仕事を辞めてから無職の希帆は、なぜ我が家に遊びに来たかったのかを知る事で今の自分を見つめ直す…。二人の出会いからその後までの全6話。元タイトル「子供おばさんとおばさん子供」。読んで納得!😊2026/08/03

えんちゃん

53
初読み作家さん。鎌倉を舞台にした連作短篇集。母が亡き古家にひとりで住む娘と離婚した父の再婚相手の娘(義妹)を中心に、家族とのわだかまりを抱えて生きている人たちが、出会いをきっかけに前を向いていく物語。この手のお話はありきたりなテーマだけど、軽やかな台詞と素敵な街の相性が良くて心地よい読後感。今まで意識したことないけど、鎌倉って何かとても素敵な街ですね。クルミッ子もあるし!(物語には出てきません)2026/09/14

papapapapal

38
「女のためのR-18」友近賞を受賞した作品を含む6つの連続短編、筆者デビュー作。舞台は鎌倉、母親が生まれ育った古い家に残されたように住まう希帆と義妹の穂乃花を中心に、ゆるゆると繋がった人たちの日常の物語。R-18に有りがちな毒々しさは全く無く、じんわりと心に広がるような読み心地の良い作品だった。2026/08/11

信兵衛

21
どの篇にも共通するのは、登場人物間に持たれ合いというか、持ちつ持たれつ、といったような関係、やりとりがあること。 それが楽しめるのは、それぞれの人物が善良だからこそ。 これが気持ち良いのですよねぇ。 そしてもう一つの楽しさは、穂乃花という女の子の造形。かなりユニークな存在です。 なお、鎌倉という舞台も雰囲気の良さに繋がっています。2026/08/11

雪丸 風人

19
迷える人びとのささやかな気づきと前進が力をくれますね。鎌倉の魅力がこれでもかと詰まった作品でもありました。視点の切り替えで登場人物がちょっとずつ繋がるなかで、馴染んだ彼らの変わりように出会えるのが嬉しかった!親視点の話には、自分と重なるところがあっていっそう入り込めましたよ。とくに面白かったのは家事プロ少女の訳ありな青春ですね。気づけば、心やさしい彼女が自分の人生を楽しむ方向に舵を切るのを、祈るような気持ちになっていました。強引だけど憎めない老婆の生き様にも注目ですよ~。(対象年齢は13歳半以上かな?)2026/07/13

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