内容説明
祖母のお蔦さんと神楽坂でふたり暮らしをする望のまわりは、今日もちょっとだけ賑やかだ。何か秘密を抱えていそうな幼馴染の部活仲間、不思議な宛名が書かれた便箋に添えられた暗号のような図とメッセージ、不倫で巷を騒がせている有名人の来訪……。商店街のみんなに頼られるお蔦さんのもとへ集まる相談事に一緒に向き合う望は、少しずつ成長していく。情緒が残る街で、粋と人情と美味しい手料理が味わえる、大人気シリーズ第5弾!/【目次】向日葵の少女/青い鳥/二月に憂鬱な君へ/渦中の人/春の朝/深い緑の部屋/家路
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
糸巻
23
シリーズ5作目。7話収録。相変わらず望の料理の腕前が素晴らしく家庭料理の域を超えてる気がする。もうレストランのメニューじゃん。レシピもざっくりとだが描かれていて想像しやすい。今作でいちばん印象的だったのが、ギャラリーストーカーに悩まされる若手女性アーティストの相談を引き受けた話『深い緑の部屋』。お蔦さんの撃退法にスカッとさせられた。話が通じない人間に立ち向かうにはこれしかない。しかし気持ち悪いなギャラリーストーカー。実際に存在してるんだよねそんな輩が。立場を笠に着て卑怯だな。2026/07/29
nyanco
23
お蔦さんシリーズ5巻。認知症初期のおばあさんの話「青い鳥」も、学校図書館で見つけた謎解き「二月に憂鬱な君へ」人気若手女優の不倫騒動「渦中の人」ギャラリーストーカー「深い緑の部屋」望も高校生となり、行動範囲、友人関係も広がり、望がトラブルを拾い上げてお蔦さんに相談、解決ってパターンになってきている感じ。望くん、イイ子だし、料理男子の設定も好きなんだけど、料理レシピまではいらないかなぁ。望が美術部、おじさんが画家なので美術系の話も多め。おじさんと楓の親子問題も面白かった。→続2026/07/21
ひさか
20
紙魚の手帖vol14(23年12月)向日葵の少女、vol16(24年4月)青い鳥、vol17(6月)二月に憂鬱な君へ、vol19(10月)渦中の人、vol22(25年4月)春の朝、vol23(6月)深い緑の部屋、vol25(10月)家路、の7つの連作を26年6月東京創元社刊。4年ぶりの5作目。「向日葵の少女」がこんなに退屈な展開のお話だったけー。旧4作をざーっと当たったら違いがなく、自分の受取り方の変化だということに気づき…。ごめんなさい、回顧バイアスです。今まで同様の水準です。2026/08/21
一五
13
お蔦さんじゃなく、望の神楽坂日記になってるな、締めるとこはお蔦さんが締めてるが。高校生だが料理出来すぎる望に唖然とする。 絵関連のが面白かった。2026/07/17
ふわりん
11
このシリーズはいつも忘れた頃に新作が出るので、前作の内容があやふやなこともある。でもなぜか今回は記憶がバッチリ残っていてスムーズに読み進められた。お蔦さんの神楽坂日記というよりもノゾムくんの周りで起きたささいな不思議を解決する物語なんだけど、結局最後はお蔦さんの登場で〆るのでやっぱりお蔦さんでいいのかな。そして何よりも出てくる料理がまたどれも美味しそうで、かなり詳しくレシピもあるので実際に作れそうなものばかり。その内大学生になったらレベルアップするかもね。さて次回は何年後になるのか、楽しみに待つとしよう。2026/08/19




