創元推理文庫<br> エミリー・ワイルドの妖精事典

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創元推理文庫
エミリー・ワイルドの妖精事典

  • ISBN:9784488544065

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内容説明

樹木妖精学研究者エミリー・ワイルドは、北極圏に近いリョースランド島を訪れていた。農夫に借りた小屋に滞在し、妖精に関する話(と証拠)を集めるのだ。ところが初日から族長アウドの不興を買ってしまい、前途多難な様相。そこに現れたのは同僚兼ライバルのバンブルビー。調査に協力しに来たという。美形で人当たりがいいバンブルビーはすぐに村人に溶け込むが……。研究オタクでコミュ障のエミリーと傍若無人だが面倒見のいいバンブルビーの妖精フィールドワークの顛末は。ミソピーイク賞最終候補のロマンティック&コージー・ファンタジイ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

くん

2
樹木妖精学を研究するケンブリッジ大学の教授エミリーの妖精フィールドワークの日記…という設定で綴られる物語。 現実では妖精は不確かな存在だけど、この物語の中では一般に認知されて希少生物として研究対象にされている。「隣人」とも呼ばれて身近な存在。 時々挿入される引用や文献、伝承が本当にあるのかついつい検索してしまいそうになるくらいリアルな構成だった。 ライバルであり友人のバンブルビーの美貌に魅力を感じていないエミリーの理由が少しずつ明示されていく仕掛けも良かった。2026/07/19

sugsyu

1
コミュ障妖精学者の「私」だが、同僚のいけすかないハンサムは実は国を追われた妖精の王子で…なんてベタなロマンス・ファンタジーなのだが、(「王子」のCVは豊永利行まんまで聴こえて来るほど)それがイイ。対して妖精(隠れ衆・のっぽたち)の脅威はアーサー・マッケン的本格派に描かれていて、怖ろしくも魅力的。人づきあいは苦手だが、なんだかんだ善人で、学者の本分を越えて他人を助けてしまう主人公も、これもベタだが好ましい。続編の翻訳も待望。2026/07/29

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