内容説明
自身が切り盛りするニューヨークの一流料理店を閉店し、母とも仲違いして落ち込んでいたビリーの元に、ジュリアナという南部の町への移住勧誘メールが舞い込んだ。たった百ドルでヴィクトリア朝様式の邸宅を提供し、しかも起業の資金援助もするという内容に、疑いつつも好奇心に駆られ返信して以降、ジュリアナの魅力に惹かれたビリーは夫と幼い娘と猫とともに移住を決断する。穏やかな気候、豪華な館、親切な住民、理想の仕事……だがジュリアナを支配する奇妙なルールが徐々に家族の生活を侵食してゆく。シャーリイ・ジャクスンを彷彿とさせるアメリカン・ゴシック・ホラーの新機軸。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
紫スカートのおっさん
20
🧑🧑🧒➡️🏠 💲✖️100 🍳✖️1 🕳️✖️1 👤✖️🌀👻✖️1 👮✖️1 🔫✖️1 👧✖️1 ✝️✖️1 2026/07/12
pulp
13
破格の条件に惹かれてNYからジョージア州の町に移住してきたビリーとその家族。古く壮麗な邸宅、親切すぎる住民たち、町を牛耳る三家族、そして南北戦争に遡る昏い秘密。いわゆる「サザン・ゴシック」の要素を全部揃えたような話なのに、「南部もの」特有のあのねっとりした雰囲気は感じなかった。意外とライトであっさり。そのぶんリーダビリティが高くてするする読み進められた。とにかく主人公がタフな性格(特に後半)。それから、作者の名が“カーペンター”ってのがいい(偏見)。制作進行中とのことだが、確かにTVシリーズ向き。2026/07/05
そら
5
ニューヨークから南部の町『ジュリアナ』に移り住んだビリーと夫、娘の三人。何不自由なく快適に過ごせる田舎町『ジュリアナ』に徐々に不信感を抱くビリー。町には大きな秘密が。怪しい権力者や陰謀。おかしな町。これだけでも惹きつけられる。最後まで楽しめる内容でした。マグリット的な表紙も好み。2026/07/03
ウ・トポス
2
序章から面白くてほぼほぼ一気読み。 アトランタから車で2時間ほどの南部にある町、ジュリアナ。破格の値段で購入できる美しい屋敷に新規事業への補助金支給。町民同士は皆仲良く親切で、互いに助け合い日々の生活を送っている・・・。 上手い話には裏がある。タダほど高いものは無い。 そんな教訓がたっぷりのゴシックホラーでした。2026/07/03
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