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内容説明
著者書き下ろしの序文、吉川浩満による入魂の解説を収録!
なぜみんな、経済を語ろうとして間違えるのか? 『反逆の神話』の哲学者が右派の矛盾を突き、返す刀で左派も斬る。出色の入門書
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アナクマ
21
「なぜ世界にはたくさんの牛がいるのか? 人が牛を食べるからだ」。ここが決め手で手に取った。あるいは「なぜ紙のリサイクルなんだ?」◉タイトルは原著の副題。「世界をより良い場所にしたいと望む誰しも」のために、経済に関する「右派・左派の誤りを六つ」ずつ「容赦なく」並べてみせる。本書を手にした理由は、冷静な議論ができるようになりたいからだ。左右両陣営の主張のどこに落とし穴があるのか、素人なりに、経済について知りたい。◉連書『自由と国家』『世界は経営でできている』『経済社会の学び方』2026/06/05
きゃれら
17
哲学者が書いた経済学の本。「嫌いな」とあるが「好きな」人も是非読むべき内容だ。題名は右派の施策の結果として生じている矛盾や非人間性を告発しその処方箋を示しているようだが、本書は併せて、左派のそれを指摘し正すように見える政策も、かえって世の中を悪くしていることが数多くある、と容赦なく指摘する。右派、左派の順番でよくある考えの間違いを指摘していくので、痛快だったり不愉快だったりも公平だろう。経済という現象は見た目から直感的に判断するとほとんど間違えてしまう。だから、現首相も読んで欲しいけどなあ。2026/06/09
iwtn_
6
ヒース節炸裂の本書は、もう18年近く前に原著が書かれた。経済学を人はどのように誤解しているのか、それがイデオロギーの左右共にそれぞれの仕方で間違っていることを、ユーモアを交えながら解説してくれる。訳された単行本はこれまた14年前に出ていたが、手に入らない状況が続いていたので、ハヤカワはとても良い仕事をしてくれた。ありがとう。自分も誤解している箇所があり、しかもなかなか理解が難しい部分は読み進めづらかった。読んでスカッとする本ではないが、ためになる本であることは間違いない。私も人に贈るようにしよう。2026/05/14
biwacovic
2
タイトルから、左派を気持ちよくさせてくれる資本主義批判の本、だと思ったら全然違って、前半が「右派の謬見」、後半が「左派の誤信」で構成される実に為になる経済学入門だった。いいぞいいぞ!と思う(主に前半)と同時に、ダメだ・と暗い気持ちになる(主に後半)。ハッピーエンドはない。「世界で憎まれ、疑念をもたれている資本主義だが、もっといいものを見つけるのがひどく困難であることは証明されてきた。これまでに得られたのはせいぜい、いくつかの改善点と、ほかにどんな改善ができそうかを考えるための知的ルール一式くらいだ。」2026/05/21
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