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内容説明
著者書き下ろしの序文、吉川浩満による入魂の解説を収録!
なぜみんな、経済を語ろうとして間違えるのか? 『反逆の神話』の哲学者が右派の矛盾を突き、返す刀で左派も斬る。出色の入門書
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アナクマ
23
「なぜ世界にはたくさんの牛がいるのか? 人が牛を食べるからだ」。ここが決め手で手に取った。あるいは「なぜ紙のリサイクルなんだ?」◉タイトルは原著の副題。「世界をより良い場所にしたいと望む誰しも」のために、経済に関する「右派・左派の誤りを六つ」ずつ「容赦なく」並べてみせる。本書を手にした理由は、冷静な議論ができるようになりたいからだ。左右両陣営の主張のどこに落とし穴があるのか、素人なりに、経済について知りたい。◉連書『自由と国家』『世界は経営でできている』『経済社会の学び方』2026/06/05
きゃれら
21
哲学者が書いた経済学の本。「嫌いな」とあるが「好きな」人も是非読むべき内容だ。題名は右派の施策の結果として生じている矛盾や非人間性を告発しその処方箋を示しているようだが、本書は併せて、左派のそれを指摘し正すように見える政策も、かえって世の中を悪くしていることが数多くある、と容赦なく指摘する。右派、左派の順番でよくある考えの間違いを指摘していくので、痛快だったり不愉快だったりも公平だろう。経済という現象は見た目から直感的に判断するとほとんど間違えてしまう。だから、現首相も読んで欲しいけどなあ。2026/06/09
アナクマ
18
1章_〈右派〉資本主義は自然だ。→いや「市場は自然には生じえない」。所有・交換・契約が保証されなければ安心して取引はできない。私利ばかりを動機とすると、市場経済の基礎は築けない。その基本ルールを施行するためにはコストがかかる。「だから国家が必要だ」。大なり小なり、何かしらの規模の。2026/06/12
iwtn_
8
ヒース節炸裂の本書は、もう18年近く前に原著が書かれた。経済学を人はどのように誤解しているのか、それがイデオロギーの左右共にそれぞれの仕方で間違っていることを、ユーモアを交えながら解説してくれる。訳された単行本はこれまた14年前に出ていたが、手に入らない状況が続いていたので、ハヤカワはとても良い仕事をしてくれた。ありがとう。自分も誤解している箇所があり、しかもなかなか理解が難しい部分は読み進めづらかった。読んでスカッとする本ではないが、ためになる本であることは間違いない。私も人に贈るようにしよう。2026/05/14
スコットレック
5
哲学者が語る経済学というのは斬新なのではないだろうか。だからなのか?、文章がまわりくどくてわかりにくいような・・。しかし、不思議と不快感は感じない。そして刺激的で面白い! 右派、左派、両面の誤りを指摘するというのもこれまた新鮮。 本書は文庫化は2026年だが、原典が出版されたのは10年以上前。巻末のあとがきと解説も本書を理解する上で役立った。経済学とは右と左の思想のぶつかり合いではない。それでは本当にすべき事を見誤ってしまう。 経済という人類の生活と歴史において不可欠なものに新鮮な知見を与えてくれる良書!2026/07/02
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