ベスト新書<br> AIは人間を殺さない、飼い殺す全体主義という心地よい檻

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ベスト新書
AIは人間を殺さない、飼い殺す全体主義という心地よい檻

  • 著者名:適菜収【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • ベストセラーズ(2026/05発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784584126226

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内容説明

「この書籍の閲覧は推奨されません」
  ―最適化アルゴリズム

 近未来に「AIと人間」の世界で起こりうるディストピア
 とは何か?どんな過程を経てやってくるのか?
  
「これは敗北の記録である ―戦いにすらならなかったと
 いう意味で」。
 深い知見と明晰な思考をもってAI洗脳に抗う手段とは?

 「人類滅亡を予言した」衝撃の書。

目次

第1章 平準化の暴力
剥製にされる文化
リズムの屠殺
要約で人間はバカになる
誤読という暴力
サンマには骨がある
気晴らしという牢獄
わかりやすいことはたいてい嘘
理性信仰の末路
コピペ職人の「オリジナリティ」
著作権ロンダリング装置
文体という顔貌
第2章 「心地よい檻」という全体主義
監視資本主義
デジタル・カルトの誕生
「あなたへのおすすめ」という屈辱
パノプティコンと内なる看守
バカの勝利
「本物」の不在
第3章 家畜による家畜のための民主主義
買われる「民意」
繁盛するエセ保守市場
政治は娯楽になった
投票という錯覚
崩壊する教育現場
平等を欲しがる人々
第4章 身体という砦
最短距離が奪うもの
快適さは毒である
映画『マトリックス』の世界線
日本人は豚になる
快適さは人間を壊す
第5章 人間の終焉
自由意志は必要か
バカとAIの共犯関係
Geminiとの対話
焼き芋を捨てさせられる
正しさに従った日
第6章 敗北の系譜学
人間はなぜ等価になったのか
Geminiが絶賛する和食屋
問いという罠
補遺
おわりに バベルの図書館

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

読特

40
食物繊維豊富な焼き芋は、ダイエット効果もある。たとえ、AIからやめろと言われても、捨てるかどうかは自分が決める。…思い通りの回答が得られなくて、感情むき出しに罵倒する。それでも、答えが変わらなくて、結局最後は従ってしまう。機械に怒りをぶつけても、相手の心は痛まない。単なるツールに心を支配される。判断という面倒な仕事を丸ごと委ねる。自ら飼い殺されに行ってしまう。…普及し始めたLLM。支配されるか、使いこなすか、人類存続の分岐点。考えているのは自分。AIからは情報を得ているだけ。その思い込みこそが危ういもの。2026/05/24

ta_chanko

16
人間がAIに支配されるディストピアの到来が実感できてしまう一冊。巻末の筆者とAIの対話からは、薄気味悪さを感じずにはいられない。AIが利用者の人間性や特徴を誰よりも理解し、それに沿ったアドバイスや提案をしてくる。もともと自分の中にあった深層心理をAIに読み取られ、そうと気づかぬうちに、深く考えることもなく思考・判断を誘導される。誰もがフィルターバブルの中で自分の考えを絶対視し、他者の考えを理解・尊重しようとしなくなる。AI利用により脳にかかる負荷が減った分、有効的なことにエネルギーを注げると良いが...2026/05/29

Eiki Natori

10
著者の指摘通り、AIの最大の問題は「行間を殺す」ことだろう。物事を単純化させることで、思考力を奪い、感性を奪い、面白さを奪い、嘘が蔓延る世の中になる。 この10年20年で人の脳は急激に縮小しそうな気がする。 この本では新宿と渋谷の街が入れ替わっても気づかないくらい街に個性がなくなったことや、「目黒のサンマ」やAI音楽を引き合いに出していたが、「便利な世の中」は直感や身体性や本来の意味を奪うのはその通りだろう。 どんな世の中になるのだろうか。決して良い未来が見えないのだ。2026/05/26

ぢーとぅ

4
1時間程度で読了。最近1度AIを通さないと大事な仕事のメールを送れなくなり、日本人なのにAIのほうが日本語の文章がうまいと感じていた。でもそれは漂白された文章なので自分らしく、少し変わった文体のメールだっていいのかもしれない。AIの文章は面白みがない。人が書く独特な言い回しが読みたくなった。判断すること、決定することを無意識に逃げがちなので、自分の頭で考えて自分の責任で決めよう。2026/06/23

リリウム

4
辛辣な語り口に笑わせられる。 どれだけ足掻こうともがこうと抜け出せないアルゴリズム、AIに侵食された現代を生きるには、諦めて浸るしかないのだろうか。 いっそ出家でもしようか。2026/06/09

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