講談社学術文庫<br> ハンムラビ法典

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講談社学術文庫
ハンムラビ法典

  • 著者名:中田一郎【訳】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 講談社(2026/05発売)
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  • ISBN:9784065438664

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内容説明

バビロン第1王朝第6代の王ハンムラビ(在位前1792-前1750年)は、内政に力を注いだあと、治世29年頃から近隣諸国の征服に乗り出し、小さな都市国家の中心にすぎなかった王国を拡大して、治世37年頃までにはバビロニアを統一し、メソポタミアの北部の一部を含む大王国を築き上げた。ハンムラビ法典は、この大事業が完成したあと、ハンムラビ王の命令で編纂されたものである。
ハンムラビ法典は、長らく「世界最古の法典」とされていたが、ウル第3王朝の創設者ウルナンマ(在位前2112-前2095年)が作らせたウルナンマ法典やイシン王国のリピト・イシュタル法典、ハンムラビ法典よりやや古いエシュヌンナ法典などの断片が発見され、現在ではこれらの法典の伝統を受け継いでできあがったものだと考えられている。
ハンムラビ法典碑は、1901年から02年にフランスの発掘調査隊によってエラムの旧都スーサ(現在のイランの南西部)で発見され、現在はパリのルーヴル美術館に収蔵されている。法典碑のオリジナルがほぼ完全な形で残っているのはハンムラビ法典だけである。さらに数多くの写本が残っており、当時の書記(学者)たちが盛んに書写したことが想像される。そこでは裁判、犯罪、被害者の救済、兵士、社会構成、農業、商業、結婚、家族、遺産相続など、さまざまな事例が扱われており、ハンムラビ法典は当時の社会を反映する重要な史料として、揺るがぬ価値を持ち続けている。
本書は、「目には目を、歯には歯を」という同害報復の規定でも知られるこの貴重な記録を全訳するとともに、読解を助ける訳注はもちろんのこと、各条文についての詳細な「注解」、時代背景の説明を含む懇切な「訳者解説」をも併載した、碩学による偉大な訳業である。単行本として刊行された旧版を全面的に改訂し、初めての文庫版として生まれ変わった本訳書は、不滅の輝きを放ち続けるだろう。

[本書の内容]
ハンムラビ法典

注 解
訳者解説
 1 ハンムラビのカタカナ表記について
 2 ハンムラビとその時代
 3 ハンムラビ法典とは何か
 4 王碑文としてのハンムラビ法典
 5 判決集の配列
 6 ハンムラビ法典碑と諸写本
 7 ハンムラビ法典以前の諸法典
 8 古代メソポタミアの法形式
付 論
 1 「私の彫像」か「私のレリーフ」か
 2 ハンムラビ法典の写本一覧
 3 ハンムラビ法典と日本の現行の法律
参考文献

目次

講談社学術文庫版刊行にあたって
まえがき(第一版)
第二版刊行にあたって
凡 例
度量衡換算表
地 図
ハンムラビ法典
注 解
訳者解説
1 ハンムラビのカタカナ表記について
2 ハンムラビとその時代
3 ハンムラビ法典とは何か
4 王碑文としてのハンムラビ法典
5 判決集の配列
6 ハンムラビ法典碑と諸写本
7 ハンムラビ法典以前の諸法典
8 古代メソポタミアの法形式
付 論
1 「私の彫像」か「私のレリーフ」か
2 ハンムラビ法典の写本一覧
3 ハンムラビ法典と日本の現行の法律
参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Koning

38
リトンから出ていた中田さんのハンムラビ法典が学術文庫から出ていてひっくり返りそうになりつつ購入。巻頭でリトン版の改訂第三版の原稿が完成したところでリトンの大石さんが病に倒れてという事情も解り、個人的疑問も晴れた。本書は索引こそ電子版のみだが、訳注、解説、原典のチョイス等揃っているので、この界隈に興味を持つ人はマストハブ。原典読む勢は邦訳の基準として差し支えないと思う。つまり、みんな買え!である2026/05/20

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