内容説明
高次知的生命体(OT)との偶発的衝突(ファーストコンタクト)。それから2年、人々の日常は、頻発する“時が歪む”異常現象〈渦〉に悩まされていた。最愛の妻・ハルコさんを失った佐藤スバルは、遺された6歳の息子・ハルキとともに、〈渦〉の発生原因を突き止め、解消する“整時士”として働いている。仕事と子育てに追われる日々の中でスバルは、愛と時間の本当の意味を知る。家族の絆に涙する大災厄のその後の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
25
高次生命体・通称OTとの偶発的衝突から2年。頻発する時が歪む異常現象〈渦〉に悩まされる人々の日常を描いた大災厄のその後の物語。最愛の妻ハルコさんを失い、遺された6歳の息子ハルキとともに〈渦〉を解消する整時士として働く父佐藤スバル。住民300人全員が消失した町、日曜日が繰り返される理由、成長が加速した小学生、静止世界を駆ける少女といった渦が生まれる事象の謎を解き明かしていく展開で、渦が起きた要因に何とも複雑な想いに駆られながらも、ひとつひとつ真摯に向き合っていくスバルとそれぞれの結末が印象的な物語でしたね。2026/05/28
イシカミハサミ
16
「天盆」「マレ・サカチ」「青の数学」と 独創的な世界観が特徴的な王城さんの新作SF。 バイ・タイム~by-time~〈余暇〉 地球外生命体(OT)とのコンタクトが成ってしまった地球の とある町が舞台。 その“副作用”とも言える時空的な現象《渦》に対応する “整時士”であり、6歳児の父でもある佐藤スバルが主人公となる。 子の成長を見守る父の物語として、 また、《渦》の謎を追うミステリー形式の物語として、 まだ広がりをもっていってほしい作品。2026/07/03
ほたる
10
「時間」を巡る家族の物語だと感じた。ひとつひとつのお話は確かにSFではあるのだけれど、どうしてその人にその現象が起きているのか。感情を優しく解きほぐすのが良かった。自分が気づけていなかった「時間」の捉え方に、思わずハッとさせられた。2026/06/09
万論
6
なんとなく白い空間を感じる。ちょっと「塩の街」の前半の感じを思い出した。物語としては五里霧中?子育てに翻弄されたって描いてるけど、淡々と出来ているのって凄いね。そこが話の中心では無いけど、それを含めてこの先も生活が続くんだなぁなんて感じた。2026/06/16
watcho
2
76点2026/07/12
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