内容説明
朝食内容を問われ、食べてもいないのに「ふっくら炊きあがった白いごはんを食べた」と語り、取り繕う。息子を「社長」と呼ぶ。見知らぬ人に囲まれると、突然激高する。おやじは認知症だ。変容する父親に戸惑いながらも、思い出すのはニーチェの至言「健忘があるから、幸福も希望もある」。忘れることは、悲しみではなく希望だ――。ルポの名手が認知症の父と向き合う日々を綴る感涙の記録。(解説・村井理子)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
わたこ
2
著者が認知症のお父さんと過ごした日々が書かれてます。お父さんとのやりとりが凄く笑える!吹き出しちゃう位です、失礼ですが…例えば朝何をたべましたか?ふかふかなごはんにあったかい豆腐のみそ汁焼いた鮭にほうれん草のおひたし、まるっきりの嘘にもかかわらず湯気さえ感じさせる口ぶり…凄いなと何でスラスラと言えるんだろう…哲学の話も沢山詰まってるけどよく分かりません!私も年老いた父が居るので参考になりました。面白かったです!2026/08/31
読書熊
2
哲学書を手掛かりに、認知症の父を愛する2026/07/25
Totan
1
認知症の父親の話した内容や行動を、哲学的に捉えていく内容はとても難しくてあまり理解できなかった。 親子の関係で、自分が言ったことが分かってもらえない、相手が言っていることが分からないのはつらいし、実際には壮絶な場面ももっとあったとは思うが、そのような重さを感じさせない文章だった。 それでも、ふと著者も亡くなられたことも思い出してしまって思わず涙ぐみながら読むこともあったし、親が認知症になり、その親を介護する、とは、どういうことか、少しは感じることができたと思う。 2026/08/12
みどりまま
0
252P2026/08/28
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