内容説明
西洋の諺(ことわざ)によれば、「猫に九生あり」という。漱石の飼い猫の生まれ変わりであるクロは、導かれるように、猫まみれの古書店・北斗堂へと迷い込む。しかし自らを魔女と名乗る店主・恵梨香の身にはある呪いがかけられていた。謎を解く鍵は北斗堂に集まる猫たちの前世にあって――。創作への情熱と、猫と人間の絆が胸を打つ壮大な物語。日本ファンタジーノベル大賞2024受賞。(解説・新井素子)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まさ☆( ^ω^ )♬
11
最近は欲しい本目当てに書店に行く事が多くなってしまったのだが、久し振りに新刊棚からタイトルに惹かれて買った一冊だった。こういうのは積んどかないで直ぐに読むべし。猫と古書店とファンタジーって言ったら、ホッコリ癒し系の物語だと想像するが、全然違ったよ。何度も転生を繰り返す、かつて作家に飼われてた猫たちが集まる古書店の秘密、猫と人間の絆、猫視点の人間社会風刺、と様々な側面を描いていて楽しめたし、考えさせられる場面も多い。ファンタジーで括らない方が良いと思う。とても面白かった。2026/05/31
ムーミン2号
8
あまり面白くはなかった。けど、それほどつまらなくもなかった。その理由は、設定の妙なのかも知れない。けども、ストーリーは纏まりがあるようで、どこか中途半端でチョン切られている。投げ込まれた課題の解決は放っとらかしにされたまま、ストーリーは進む。ちょっとずつ消化不良を感じながらも、何だが最後まで読まされる。猫好きの人間にはマタタビ的なタイトルが罪である。2026/06/14
やま
5
猫は九つの命がある。最後の命、不思議な古書店に導かれる猫と文豪の物語。重い話しもあり物語に引き込まれました。2026/06/07
ぴく
3
猫には9つの命がある。かつて漱石の元で暮らしていた猫が9回目の生で行き着いた先は、魔女と呼ばれる女店主がいる古書店でした。「猫×文豪×謎」という、とてもそそられる魅力的な文言と設定に飛びつきましたが、想像していた内容とは大きく違い人間の業の深さや愚かな面を強く書かれていました。猫も案外義理堅いのですね。2026/06/28
ななしゃむ
1
2026/6/1紀伊國屋書店購入。2026/06/12
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