内容説明
ご飯が進む「めしのせ」が主役の小説です。
東京の東、葛西の住宅街にある「めしのせ食堂エコ」はカウンター5席の小さな店。デパートを定年退職し、自宅を改造して始めた女将の自慢のメニューは羽釜で炊いたご飯と味噌汁やスープなどの汁物、そして各地から取り寄せた「ご飯のおとも」の数々。そんな店にしたのは「めしのせの伝道師」こと長船クニヒコとの出会いがあったから。長船はバイヤーとして日本中を飛び回り、各地の名産や逸品、新商品を買い付けては店へ持ってきてくれる。醤油や味噌のコク、ニンニクやキムチ、カレーの風味などは食欲をそそり、オリーブオイルやラー油に漬けたものはパスタにも合う。営業時間は夜6時から深夜12時まで。出勤前のスナックのママや仕事を終えた会社員、工事現場の作業員、アルバイトの若者たちで、連日、賑わいを見せる。今宵も女将は「めしのせ」を薦めると、なんとはなしに語り出す客の身の上話に耳を傾けるのだったーー。『山口恵以子のめしのせ食堂』(小学館)から小説を大幅に加筆して待望の文庫化。小説家・山口恵以子の大人気文庫作品『食堂のおばちゃん』『婚活食堂』『ゆうれい居酒屋』に続く「食と酒」の新シリーズが誕生。
※この作品はカラーが含まれます。
※この作品は過去に単行本として配信されていた『山口恵以子のめしのせ食堂』 を加筆した文庫版となります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
121
文庫化に伴い、修正のうえ加筆されたとのことで再読しました。全国には、いろいろな“ご飯のおとも”があるわけでして、ご飯だけでなくパスタにも合うのもあり、応用の利くご飯のおともあるのだから、料理とは奥が深く、料理は無限に楽しめる。ご飯のおともが、思いっきり自分の好みにはまれば、一汁一歳で満足するかも。とりあえず我が北海道の佐藤水産の鮭ルイベ漬を買いに行こうかな。でも、物価高のせいで高くなっちゃったからなあ。買うのには躊躇してしまう(苦笑)。2026/05/16
緋莢
12
「そもそも、ご飯がおいしければ、おかずは凝る必要はないんです。塩むすびだって 醤油かけご飯だって、おいしいでしょう。ましてお取り寄せの〝ご飯のおとも”は、おいしいし種類も豊富です。一年三百六十五日食べても、ネタは尽きません」デパートを定年退職した後、自宅を改装し、 カウンター5席の小さな店「めしのせ食堂エコ」を始めた女将。羽釜で炊いたご飯と汁もの、そして、デパートに勤めていた時に知り合った バイヤーの長船の助言から、全国各地から取り寄せた〝ご飯のおとも”を提供していて…(続く 2026/06/16
読書好き・本屋好き堂
8
新シリーズ✨ 「ご飯のおとも」のめしのせご飯のお店。 どれも美味しそうで、色々と食べてみたくなる😋 悩みを抱えた人も女将さんのお料理に癒され、アドバイスなども貰え元気になっていく! 最後までほっこりとお腹も心も満腹になりました✨2026/05/11
さるお
1
「ご飯のおとも」全品食したい。米を好きなことを改めて実感。文中にあらわれる「ご飯のおとも」と示されることに興味が湧く。2026/05/10
M Y
1
山口先生の新シリーズ。お取り寄せしたくなるめしのせばかり。哀しいお話が多めだったかな。2026/05/05
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