内容説明
本書は、過去十数年にわたって作者が収集してきたネット上の怪文書を、誰かと共有出来たらと思い投稿していたものになります。その中の一つに「ダクダデイラ」という物があり、これを表題としています。掲示版の片隅からSNSの暗部まで幅広く怪文書を収集していく中で、運営や通報により削除対象となった文書も多数含まれていました。書籍化にあたっての文書の選別により、ネット上では過激過ぎたり、不道徳過ぎて既に削除された文書も収録し、結果的に公開分より約1/3の増量となっております。そちらの文書と合わせてお読みいただくことでこの禍々しい記録を広く共有できましたら幸いです。なお、本書には一部極めて過激な表現が収録されておりますので、心臓の悪い方は十分ご注意のうえご一読ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐倉
33
切れ味が鋭すぎる。カクヨム発のモキュメンタリーという何匹目かの泥鰌のような煽りから始まる高クオリティなホラー作品。旧2ちゃんを始めとした様々なプラットフォームで繰り広げられる怪異、悪意、ほのめかし、たまにほっこり⋯と多彩な作風に満足して楽しんでいたのだが⋯『人ノ形ヲシタ地獄』がマジでキツい。ホラーで久々に吐き気と最悪な気分になれた。スプラッタと蟲、そこにかなり異常な性的描写が入り込む展開で苦手な人はマジでダメな気がするのでこのあたりが地雷なら手に取らない方が良い。耐性があるなら”最悪“を味わえる一冊。2026/05/21
神太郎
26
モキュメンタリーホラー。僕ら世代には刺さりそうなSNSやら懐かしいmixiやらが出てくる。実際にあるものでモキュメンタリーを作られると「境界」が曖昧になるのが怖さを引き立てる。カクヨムで削除された部分。これはかなり攻めましたなぁ…。映画のイベント・ホライゾンだっけ?その中でも地獄ってまさにこういう感じよな…って言う場面があった気がしたけどそういうのを思い出してしまった。コズミックホラーを彷彿とさせる侵食系で大変面白かった。新章もあるようなので続編の書籍化も待ちたい所です。2026/06/07
くさてる
22
世に溢れるモキュメンタリ―系ホラーの中でも群を抜いた出来。「ほーむ・あろーん」の感想で「悪魔情報来てくれ」とあったので笑ったんだけど、実際読んだらわたしも泣きながら「悪魔情報来て」とつぶやきました。完成度の高い短い章がうず高く集まって、最終に突入した場所が。この形式だからこその恐怖だと思う。紙の本で買ったんだけど手元に置いておきたくないくらいに厭でした。おすすめです。2026/05/13
lisa
19
SNSや掲示板等様々な媒体に投稿された怖い話・奇妙な話・怪文書を載せた本、という体の作品(ややこしい)。ホラー好きな私としては終盤までわくわくして読んでいたけれど、ラスト、あーそっちいったかー、という感じで少し残念な読後感だった。殯児、関東地方にあるイ●ンについて、あたりが不気味で個人的に好きだったので、その雰囲気で突っ走って欲しかった。世界観が繋がる作品があり、前後して読む楽しみはあったのでそれは面白かった。2026/05/31
Tezukirby
18
ホラーとして楽しませてくれ!それぞれの物語の要素の関係を匂わせてくるぐらいならいいけど、あっちの世界からくるヤベー奴らと人類のギリギリ限界バトルになったらもうファンタジーなのよ。しかも蛾勢力とハエ勢力と蜘蛛勢力がいるじゃん。それはもうゴジラVSモスラVSキングギドラ。勝った方が人類の敵になるだけです!ってやつですね。話を個別に見た時のホラーとしての怖さは本当に素晴らしいので、どうか世界観を構築しないで欲しい。それするともう僕の住む世界と関係ない話になってしまうから。自分にも有り得るかも?と楽しみたいのです2026/06/02




