内容説明
都会のオアシス・書店で喫茶店なお店の秘密!
「いらっしゃいませ。神保町宝石書店にようこそ」
多くの書店や喫茶店がひしめく東京都千代田区神保町。有名な「本の街」の一角に、ひっそりたたずむ店がある。
『神保町宝石書店』――窓際に宝石の原石がずらりと並ぶこの店には、不思議な店主たちがいて、そこへ自らにゆかりの深い宝石に誘われて店の扉を叩く客が来るのだ。
店で取り扱うのは、主に古書。そして喫茶店の機能も兼ね備えている。奥に厨房があり、小さなカウンターの上には鉱石を模したスイーツが並んだショーケース、壁一面を占める本棚にはジャンル分けされた古書が並び、その隙間に古い民芸品や小道具が置かれている。古物や鉱物の買い取りも行っていて、さまざまな理由で前の持ち主が手放した宝石を次の人に託すのも、この店の大切な役割のひとつなのだ。お気に入りの紫水晶(アメシスト)の褪色に悩む少女、石榴石(ガーネット)が気になる男子大学生、電気石に惹かれる悩み多き女性、そして持ち主のもとに戻りたい盗品の金剛石(ダイヤモンド)……ここに集まる人や物は、どれも道に迷ったものばかり。彼らは皆、自分が進むべき道を見つけるために、宝石書店のひだまりでひとときを過ごすのだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
小梅さん。
11
2人の個性強い男性が営む「宝石書店」。 訪れてみたくてたまらない。 宝石に呼ばれなくてもたどりつけるのよね?銭天堂みたいなシステムではなく?w 大也はちょっと強面だけど、宝石への愛ゆえと思えば微笑ましいし、柚子のスイーツも魅力的。 宝石には手が出ないとしても、どんな古書があるのか、とーっても興味がある。 大也には、まだ謎がありそうだし、ぜひともシリーズ化してほしい。2026/06/17
みどり
7
シリーズ化するかどうかは売れ行きに関わるのだろうが良い話だった。好きな作家の好きなジャンルだからだろうが。神保町には実は良い思い出と悪い事が同時に個人的にはあるので、こういう店が同時に私にも存在したらよかったのにと思わずにはいられない。石🪨は良いとは思うが、私は石を手元に残して置きたくは無い。 2026/05/20
RRR
6
すべての迷い子たちに贈る人間ドラマです。人生の指針になるべきものが宝石である必然性を感じ、指針とすべきものがあると、人はまっすぐに生きることができるのです。骨格がしっかりとしており、また店主とコンビの二人のキャラが立っているのが良かったです。異能と言う設定も面白いし。 1話が終わるたびに、僕は暫し余韻に浸るのだったーー。2026/06/12
紅羽
5
本の街、神保町にある喫茶店を舞台に、鉱石に関する悩みを持った人たちとの交流を描いた癒し系の作品。第一話の大事なアメシストが退色してしまったという少女の話、自分もアメシストが好きで小さな石をいくつか持っているのですが、保管にも気をつけたいと思いました。そして最後に登場したカレーが美味しそうでした。やっぱり神保町といえば古書とカレーですね。2026/05/04
糖度高求@おつかれ中
2
神保町の路地の奥の奥にある古書店神保町宝石書店…古書と古物(宝石の原石)取り扱い兼カフェというのお店でのお話。蒼月さんの作品はなんとなくこの雰囲気のシリーズから入ったので読みやすかった。 ゆくゆくは作者の他のシリーズともリンクするのか?続刊期待2026/05/31




