学校では教えてくれないシェイクスピア

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学校では教えてくれないシェイクスピア

  • 著者名:北村紗衣【著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 朝日出版社(2026/04発売)
  • ポイント 19pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784255013725

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内容説明

◆各メディアで掲載!

読売新聞 大森静佳さん書評(2025年10月12日掲載)
毎日新聞 鴻巣友季子さん書評(2025年10月18日掲載)
週刊読書人 かげはら史帆さん書評(2025年10月24日号)
『Meets Regional』永江朗さん書評(2025年10月号)
 「こんな授業があったら、もっと勉強が好きになっていただろう。こんな先生がいたら、もっと学校に行くのが楽しかっただろう。
  この本を読んでぼくのシェイクスピア観が変わった」
毎日新聞「2025年 この3冊」永江朗さん選(2025年12月20日)

NHKラジオ「著者からの手紙」(2025年11月23日)
J-WAVE『ACROSS THE SKY』(2025年12月21日)

16世紀末から現代までをタイムトラベル!
舞台芸術史研究者で不真面目な批評家・北村紗衣×男子高校生の5日間の講義録。


シェイクスピアに興味のなかった高校生たちが、「読むのが面白くなってきました」「シェイクスピアに近づけた気がする」と。そう感じた理由は?

シェイクスピアと友達になれる6つのポイント

1.「無限の多様性」。暴力的な残酷描写や下ネタ満載。悲劇でもギャグやドタバタ満載。面白おかしいところと悲しいところが混在、緩急のメリハリがある作品群。

2.喜劇、悲劇、史劇、問題劇……、意外に多いロマンティック・コメディの恋愛ものなど、作品の全容がわかる!

3.良い人なのか悪人なのかもわからない。みんなシャレが好き。おしゃべりだけれど、観客が本当に知りたい物語の肝は絶対教えてくれない。登場人物たちの魅力と謎。

4.「巨匠」だからっておじけづかなくて大丈夫。シェイクスピアにも遠慮せず突っ込み、とことん楽しもう! 流通、経済効果、帝国主義――周辺をどこまでも探る。

5.シェイクスピアは「今の私たち」のために芝居を書いた! 政治の駆け引き、抑圧と差別、人種、ジェンダー……どの時代の、どの地域の人とも一緒に生きるシェイクスピア!

6.イラスト多数。登場人物が、役者たちや舞台が目に浮かぶ! 16世紀の舞台を、当時の人たちと一緒に見に行っているような気持ちを味わう。

シェイクスピアは、世の中とつながり、楽しいことを見つけ、人生を面白くするための「突破口」です。

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本書ではシェイクスピアをそれだけで完結するものとして考えるのではなく、作品から広がるいろいろな世界を探求します。いわゆる「シェイクスピア入門」的な知識紹介もありますが、観光とか流通とかジェンダーとか人種とか批評理論とか、いったいシェイクスピアと何の関係が……と思うようなこともたくさん出てきます。読んでいただければわかるように、実は全部シェイクスピアからつながって出てくる話です。私にとって、シェイクスピアは世の中とつながり、楽しいことを見つけ、人生を面白くするための便利な窓のようなものです。(プロローグより)
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【目次】
プロローグ

序幕 授業の前に シェイクスピアを「批判的に楽しむ」授業を男子校でやる理由

第一幕
 第一場 生涯 シェイクスピアは学のない劇作家だった?
 第二場 作品 暴力的で下ネタ満載。良い人か悪い人かもわからない
 インタールード 研究室へようこそ! 参考文献を紹介します

第二幕
 第一場 登場人物から作品を知る 十代の男の子が演じた女性登場人物たち
 インタールード 調べものにウィキペディアを使うのは是か非か
 第二場 英語 リズムの乱れは心の乱れ!
 第三場 『ロミオ+ジュリエット』を見る うっかりミスや手違いで、若者たちが非業の死を遂げるのはなぜ?

第三幕
 第一場 戯曲は設計図 頭の中に演出家を住まわせてみよう
 第二場 舞台 大砲で火事に! 現在とは大違いのステージ

第四幕
 第一場 『オセロー』を人種とジェンダーから読む 妻が本当に不倫していたら、オセローは何をするべき?
 第二場 映画『O』を見る 舞台は二〇〇〇年頃のアメリカの高校。現代化する時の面白さと難しさ
 第三場 批評とは 褒めるのもけなすのも証拠を挙げて
 インタールード 三コママンガを描いて、自分の着目点を知ろう

第五幕
 第一場  批評の講評 書きたいことを書けない時は
 第二場  出版と読者 一冊一〇億円、ファースト・フォリオを探せ!
 第三場  観客 シェイクスピアを未来に残していくのは私たちだ

エピローグ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

たま

89
『ハムネット』の映画の前にシェイクスピアの時代と作品を復習しようと読み始めたら面白くて一気読み。北村紗衣さんが男子高校生14人を対象にシェイクスピアを解説。多方面からのアプローチが参考になるし、北村さんの高校生を巻き込む(発言を引き出す)仕掛けが巧みで、それへの彼らの反応にも目を瞠らされた。アトウッドの『獄中シェイクスピア劇団』で囚人たちが『テンペスト』を読んで活発な議論をしていたことを思い出す。私も、読メで感想を纏める機会を与えられ、それは有難いが、もっと考えもっと楽しもう!と良い刺激を受けた。2026/05/23

たまきら

50
話題になっていたシェイクスピアを男子学生たちと学んでいく講義本、満喫させていただきました。講師は北村さん(女性)、男子生徒たちはシェイクスピアの著作よりランダムに選ばれた女性名をつけられますー彼女たちの視点で作品を説明するという発表も面白かったですが、そもそもあの時代、女性役は彼らと同年代の少年が演じていたから、というまさかの追体験に目からウロコでした。いや~この題材でジェンダーについて学ぶなんて…何とも贅沢な講義内容、生徒さん達がうらやましくてなりませんでした。2026/03/25

harumi

24
演劇好きで年に10本くらいお芝居を観に行っているが、シェイクスピアはまだ2回。敷居が高そうで敬遠していたが観てみると全くそんなことはなく非常に面白かった覚えがある。この本は男子高校生に行った「シェイクスピアを批判的に楽しむ」という講義を文書化したもので、シェイクスピアの作品の解説に留まらず演劇全体の基礎知識から批判の仕方まで広く深く取り扱っている。特に「批判」についての講義は面白く勉強になった。フェミニズム批判という切り口からの読み方が特に興味深く、これからの私自身の観劇に良い影響をいただけたと思う。2026/01/25

Kanako

21
シェイクスピアを批評する、をテーマに、男子高校生に向けた著者の講義を書籍化したもの。講義とはいっても全く堅くなく、会話調で非常に読みやすい軽快な文章。当時の時代背景、戯曲のテーマ性、演出の技法、翻訳の工夫等々、幅広い観点からシェイクスピアについて学べる。批評とは何か、という姿勢も勉強になる。シェイクスピアってとんでもなく有名だけど、実は全然知らないことばかりなのですごく面白かった。これを機にシェイクスピアの演劇を観たくなった。2026/01/15

ムーミン2号

19
男子高校生14名を相手に講義した内容に加筆し、整理して出来上がった本ということだが、シェイクスピアの作品とか人物だけじゃない、もっといろんなことに触れていて大変興味深いものだ。いわゆるアクティブ・ラーニング的な授業となっているが、それに食らいついていく高校生の優秀さには舌を巻く。本書でも少し触れられているが、そう言えば戯曲は国語の教科書ではあまり取り上げられていなかった(或いはなかった)。個人的には戯曲を読むのは苦痛ではなく、劇が好きだから面白いと思うのだが、そうでない方もいらっしゃるだろうなぁ。2025/11/17

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