内容説明
二口女、小豆洗、累--。誰もが知る妖怪たちのオリジナルがここにある。江戸時代に刊行された妖怪本「絵本百物語」が現代に蘇る。現代語訳・原文翻刻を手掛けるのは、本書をモチーフとした「巷説百物語」シリーズの著者・京極夏彦。当時の江戸を騒がせた、妖怪たちの怖さ、面白さを魅力たっぷりに紡いだ新たなテキスト。斬新な構図が魅力の妖怪画はフルカラーで掲載。妖怪を知るならまずここから。「絵本百物語」の完全版!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
103
京極夏彦のネタ帳。全編フルカラー、ふりがな有り。底本は桃山人(桃花山人)『絵本 百物語』「桃山人夜話」より。竹原春泉の妖怪画に桃山人が文章を付けたものと推測される。この本は、桃山人の文章を京極夏彦が現代語にしたもの。原文も記載。妖怪の解説と逸話がある。荒俣宏の解説もとてもよい▽白藏主(はくざうす)は僧に化けた老狐。芝右エ門狸(しばえもんたぬき)は死んでも半月も正体を顕さなかった。小豆洗(あずきあらい)は同僚に妬まれて殺された賢い小僧だった、等▽2026年発行4月初版で6月再版って何か訂正があったのだろうか2026/07/27
優希
51
江戸時代に刊行された『絵本百物語』の復刊と言えるでしょう。当時の妖怪たちの怖さや面白さを魅力的に感じるのは京極さんの現代語訳の技ですね。『巷説百物語』シリーズのモチーフになっているのも興味深いところでした。普通に怪談としても楽しめると思います。2026/05/22
Porco
20
<巷説百物語>シリーズ番外。小豆洗,帷子辻,死神などなど、シリーズに登場する仕掛けの元となったものどものオリジナル。完結するまで本作の著者の桃山人=山岡百介ではという、狭い中ではあるが巷説が流布したこともあったなと懐かしく。やけに穏やかで楽しげな『舟幽霊』をはじめとした味のある妖怪画なども楽しめたが、やはり<巷説百物語>シリーズを経て行き着いた先に手を取った本だからか、一つ一つの怪異を読み解くのと同時に、それがタイトルにもなった話と仕掛けの数々にも思いを巡らせてしまった。2026/10/16
ハル
20
巷説百物語シリーズでみたぞ〜!がたくさん詰まってて楽しかった。カラーの絵も贅沢だし、訳も読みやすくお話も楽しめるしでなんて素敵な一冊なんでしょうか。 巷説百物語シリーズ通ってる人、まじおすすめです。 この話ああだったよなーとかそんな風にも楽しめる一冊。2026/07/14
Tanaka9999
19
2026(令和8)年発行、KADOKAWAの角川文庫。妖怪の絵と解説。有名な妖怪、これも妖怪なの、というのもある。大半は京極夏彦の小説内にでてきたから知っている、というパターン。妖怪の解説が妖怪として存在していると思って書いているのか、よくわからないところが面白い2026/07/05




