血は争えない

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血は争えない

  • 著者名:深町秋生【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 双葉社(2026/04発売)
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  • ISBN:9784575248814

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内容説明

「歌舞伎町の狂王」と呼ばれ、夜の街を支配した伝説の隻眼のヤクザ・不破隆次。血に縛られ、暴力にまみれた人生のなれの果ては――。
1970年に母をなくして上京した15歳の不破少年。実の父親は台湾人で歌舞伎町を牛耳る『ブライトネス』グループの総帥・王大偉だった。不破は父と兄弟に認められるため、一族を裏から支え、血と暴力にまみれた任侠の道で成り上がっていく。対立組織のボスを拳ひとつで惨殺し、一般人にも容赦のない制裁を加える狂王。昭和から平成を駆け上がり、令和に没した最凶ヤクザの一代記!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

124
くぅ、タイトルが不満(笑)そんなに『血』に拘らずともと平民の私は思うのだ。深町作品の哀しい漢が好きだが、この隻眼の男・不破隆治も生い立ちから引き込まれた。男が惚れる男・近藤を兄と慕いやがててっぺんを・・どっこい、ただののし上がりじゃない。「歌舞伎町の狂王」が守るのはささやかな家族の幸せだったのだ。それをなにが「血」だ。バブル前の華やかな時代とその終焉、人も移ろう、だが、この隆治は違う。全編通して漂うのは血と硝煙の匂いだ。冒頭の判決公判の法廷内から私の中の血も滾り、頭を空にして楽しんだ。けど、虚しい・・2026/05/21

ゆみねこ

78
新宿歌舞伎町の支配者である実父・王大偉の妾腹の息子・不破隆次。王一族を守る「盾」としてヤクザの道を歩む。昭和の高度成長期から土地の高騰で莫大な利を得るバブル期。ヤクザ同士の争いから中国人マフィアとの抗争、暴対法以降の世の中の移り変わり。隆次がこだわった「血」、その「血」によって運命が…。深町さんらしいバイオレンス満載の1冊。近藤がクールで格好良かった。2026/06/01

pen 

32
「死刑だろ。何もかも茶番だ」冒頭の判決を言い渡される直前に隆次が放つ一言。母の言葉だけを頼りに15で上京した隆次。後に歌舞伎町の狂王と呼ばれたその風貌と立ち振る舞いとは裏腹に彼が守りたかったものは、普通の幸せだったことが切ない。 時代の移り変わりの中で、血という括りに縛り付けられ それでも愛してはいけない人への想いを貫いた壮絶な人生だった。やるせなさが余韻に残る深町バイオレンスを堪能した。 2026/05/26

きあら

22
歌舞伎町で事業を展開する王大偉の妾の子の不破隆次は、王一族を守ると誓いヤクザの道に進む。新宿の狂王と呼ばれた不破隆次の昭和45年から平成14年。それぞれの時代を感じさせながらも、久しぶりに深町さんらしい暴力の世界を味わえた。2026/06/07

いっつぴょん

6
このタイプのヤクザもんの話大好きなんです。タイトル通りのストーリー展開で、ドキドキしながら読み進めました。結末は残念でしたが、読み応え十分な1冊でした2026/05/24

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