内容説明
『ムーミン』の物語から西洋哲学が格闘してきたテーマを拾い出し、哲学が何を問題にしてきたのかを解説する入門書。昭和アニメ版『ムーミン』の9つのエピソードを、アリストテレスの哲学や中世の神学思想、さらにカントやフィヒテの哲学が創出した画期的な考え方に従って読み解き、その有効性を体験的に理解する。メルヘンの深層へ。
目次
まえがき
【キャラクター紹介】
第I章 事実と判断──「さようなら渡り鳥」
第1節 水鳥たちの冬の到来
第2節 コペルニクス的であること
第3節 普段どおりの事実
第II章 意志と行為──「小さなみにくいペット」
第1節 コンクールの趣旨と実情
第2節 道徳的な行為の厳格な原理原則
第3節 自分自身に正直な行為
第III章 原因と結果──「ニョロニョロのひみつ」「月夜になる鐘」「パパのぼうけん」
第1節 神秘の解明と知識の限界
第2節 主観的な幻影と化す経験
第3節 対象の経験と経験の対象
第IV章 偶然と必然──「消えちゃった冬」「パパの古い靴」
第1節 異常気象と魔術の効力
第2節 自然法則の支配と意志の自由
第3節 幸運の神秘性と合理性の調和
第V章 自己と他者──「メソメソ君のマイホーム」
第1節 途方もなく厄介な飼い犬
第2節 他者の視点に立つ困難
第3節 自己の宿命と遭遇すること
終 章 離別と友情──「さらばムーミン谷」
あとがき
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