内容説明
フェミニズムやLGBTQ運動などからジェンダー史がいかに生み出され、奴隷制、資本主義、移民、帝国の歴史解釈をどのように変えてきたか。インターセクショナリティのインパクトにジェンダー史がどう向き合い変化してきたかを描き、分野の今後を提示する。基礎知識のみならず、最新潮流に触れられる最良のジェンダー史入門書。
目次
日本語版への序文
凡 例
序 章 ジェンダー史の文脈
第一章 ジェンダー史という領域のいくつかの起源
第二章 ジェンダー史が飛び立つ
第三章 インターセクショナリティとジェンダー史の展開
第四章 近代以前へ、アメリカ大陸を超えて
第五章 主体をクィアする
結 論 ジェンダー史の複数の未来へ向けて
訳者解説
読書案内
参考文献
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
31
「Very short introduction」というオクスフォード出版のシリーズがあり、その中の一つだそうです。まだまだ歴史の新しいこの分野、どのように紹介するんだろう?とワクwカウ手に取りました。「起源、発展、需要、方向修正、そして摩擦」について紹介する、という説明にニヤリ。ごく最近になってジェンダーアイデンティティの多様化が男性にもメリットになるという理解が増えてきたと思いますが、この本で特に興味深かったのはイスラム文化におけるジェンダーアイデンティティへの説明です。2025/12/21
Go Extreme
2
目の前に隠れているジェンダー史 ジェンダー史と女性史の違い 男女分類と権力構造 男性らしさと女性らしさの関係性 普遍的歴史への挑戦 歴史の主体は誰か ジェンダー二項制 労働の性別分業 見えない権力と搾取 ジェンダーだけでは説明できない 人種・階級・セクシュアリティとの交差 西洋特有のジェンダー二項制 ジェンダーの流動性 現在のジェンダーは必然ではない 単数形の "they" "them" 激しい文化戦争 社会による構築 ジェンダー史の二重性 奔放で従順でない緊張 激しい知的議論の中心2025/11/18
ちり
0
“ジェンダー史はその限界を抱えつつも、もっとも批判的かつ自己省察的な形で展開されるとき、支配的な歴史叙述や権力構造を転覆しうる学問でありつづけている”2026/01/05
Tatsuo Mizouchi
0
始まりは黒人女性が(白人)女性として扱ってもらっていないという意義申し立て。ジェンダーはレイシズムでもあったのだ。ジェンダー規範は子孫を残す貴族のものだったが、産業化で男女分業化が進み、広がった。植民地化で西洋基準でないジェンダー規範が問題となったけど戦後の独立運動の中でひっくり返り、西洋起源のジェンダー規範が問題視されるようになった。さらに、そこにLGBTQなどの新しい概念も入り込み、なんだかわけがわからず、昔のジェンダー規範に戻ろうみたいなフェミニズム?もでてきているのが現状という理解でいいですか?2025/12/17
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