内容説明
私たちの体をめぐる血液はどのように生まれ,どのように病むのか.造血発生や幹細胞ニッチのダイナミクスから,感染・免疫応答,白血病,クローン進化,骨髄移植,CAR-T細胞療法まで.血液学の基礎 臨床の最先端を一気通貫に解説する決定版レビュー集.血液学を築いた偉人たちの横顔を記した充実のコラムも必見.
目次
【目次】
序にかえて 造血研究の潮流
第1章 造血発生
1. 胎生期からの造血幹細胞非依存性造血
2. 造血発生研究の新展開
3. 造血幹細胞発生を規定する転写因子ネットワークの理解
第2章 幹細胞の動態・増幅
1. 造血幹細胞の体外増幅と動態・機能解析の最前線
2. 造血幹細胞ニッチの再定義:多様性と動態
第3章 成熟細胞
1. 好中球生物学のアップデート
2. ミトコンドリアによる巨核球・赤血球系前駆細胞の分化制御
3. 造血における巨核球機能・分化多様性の解明
第4章 幹細胞の代謝・老化
1. 代謝制御を介した造血幹細胞運命決定
2. プログラム細胞死の非致死性活性化と造血幹細胞老化
3. 造血幹細胞の加齢変化と代謝
第5章 エピジェネティクス
1. 代謝とエピジェネティクスの接点
2. 造血幹細胞とエピジェネティック制御
第6章 幹細胞の感染・免疫
1. ミエロイド系細胞が紡ぐ炎症-造血クロストーク
2. ウイルス感染ストレスが駆動するゲノム・エピゲノム再編成
3. 樹状細胞分化の設計図
4. 造血生物学から最適化するT細胞再生治療
第7章 白血病の基礎
1. 白血病のゲノム・エピゲノムとクローン進化
2. 骨髄異形成症候群(MDS)の分子病態
3. 白血病の進展
4. MENIN-MLL結合を標的とする白血病治療法の開発
5. モデルマウスを用いた造血器腫瘍研究
6. 造血器腫瘍におけるがんゲノム医療:診断から予後予測,治療法選択まで
第8章 白血病の臨床
1. ウイルス・ゲノムから読み解くATL発がん機構
2. 悪性リンパ腫の微小環境研究の最前線
3. 臨床応用をめざした白血病代謝研究の展開
第9章 骨髄移植・細胞治療
1. 造血幹細胞移植におけるGVHDとGVLの分離
2. CAR-T細胞療法の最前線
索引
コラム:血液学を築いた偉人たち



