内容説明
ベストセラー『殺した夫が帰ってきました』の著者が放つ
〈家族という病〉を活写したエンターテインメント!
海愛の人生は、腎疾患をもつ幼い妹を世話する日々だった――父や母とも心通わず、家族に縛られて自身の再就職もままならず、芽生えたのはすべて壊れてしまえばよいという思い。そんな時に「家族壊します」の看板を見かけ……サスペンスフルな新・家族小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Ikutan
60
海愛はヤングケアラー。父親も母親も家事に加えて病弱な5歳の妹の世話を失業中の海愛に押し付けている。「私の家族を壊してください」切羽詰まり、家屋解体業の折原に相談した海愛は、ひょんなことから、折原産業で営業と事務のバイトを始める。杜撰な経理でやる気の無い折原と、得意の経理に営業も担って折原産業を立て直そうとする海愛。ふたりの会話が楽しい。家屋と家族を間違えるなんてある?と思いつつも、様々な依頼に、家族の問題は、色々あるんだなぁと。最後の折原の家族の問題はびっくりだったけれど、海愛の明るい未来を信じて読了。2026/06/11
プリン
48
桜井美奈さんの作品は2冊目。題名からして家族の暗い内容かと思いきや、妹のお世話で行き詰まった海愛が解体業者折原と出会い、崩壊寸前だった海愛の家族が折原の行動と言葉で救われる。折原の会社で仕事をするようになった海愛が倒産寸前の会社を救うべく奮闘。不器用な折原と海愛のコンビが絶妙でホッコリする。事件が疑われる和菓子屋の解体の依頼を受けた事から折原の心の秘密に触れていく。「壊せば作るしかない」折原の信念の言葉。家の解体と家族の再生を上手く噛み合わせた物語。読みやすく楽しめました。2026/06/07
さちこ
36
文章のリズムが読みづらいと感じた。参考資料が今風だ。2026/05/30
さこぽん
33
「家屋解体」を「家族解体」と読み間違えるなんて。家族を壊す業者はおおっぴらに看板出してねえんじゃ??強引な始まりで読む気が削がれてしまったが、なんとか読む。海愛と折原の会話とやりとりが笑え、思ってたのと違ってて肩透かしを食らう。家族という入れ物を壊し解放されたい人の再生の物語だった。シリーズ化しそう。2026/05/24
fuku3
25
2026.6.24読了。題名からして、貧困家庭の悲惨な状況が描かれると思っていたが、想像していた内容とはチョと違った。家族の中で孤立していた滝口海愛は、解体業社の家屋壊しますを家族壊しますと勘違いして、社長の折原に家族を壊してくれと強引に依頼!そこからの縁で海愛と折原による家族再生を描く4つの短篇集。エンタメ小説してはそこそこは読ませてくれるが、どれも納得と言う出来では無い。結末が曖昧であり、合理性に欠ける部分が目立つ。経済的にもおかしい!どう考えても折原産業は金がないだろ!ご都合主義が酷い!2026/06/24
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