内容説明
既存の権力に支えられ,差別を再生産する言葉.一方で,社会を触発し,変化をこじ開ける力をもつのもまた言葉である.なぜ言葉は人を傷つけることができるのか.言葉と行為の関係に迫り,言語の政治性を縦横無尽に論じる本書は,緻密な理論が政治参加になりうる可能性をも示す.バトラー初の文庫化.(解説=河野真太郎)
目次
ラウトレッジ・クラシックス版への序文
謝 辞
序 章 言葉で人を傷つけること
第一章 中傷発言,燃え広がる行為
第二章 ポルノと検閲――行為遂行性の権力
第三章 伝染する言葉――米軍の「同性愛」パラノイア
第四章 見えない検閲と身体の生産――言説的行為体の未来
注
訳者あとがき――いかにして理論で政治をおこなうか
岩波現代文庫版解説……………河野真太郎
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