内容説明
厚化粧がやめられない女性(「120分の女──目立ちたいから」)、食べすぎをやめられない一家(「満腹家族──幸せだから」)、ゴミ置き場から、まだ使える物を日々拾ってくる老女(「老婆の幸福──もったいないから」)、体に悪い物は絶対に食べたくなくて、つきあう女性にも強要してしまう男性(「無添加青年──あぶないから」)……やめたくてもやめられないことがある。だって、それが生きがいだから。何かに依存して生きざるを得ない人間の姿を鋭く、そしてユーモラスに描いた傑作短編集が、装いも新たに復活。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
7
新装版での発売で、初版は平成14年。なるほど時代を感じる部分もあるが、麻雀中毒、添加物恐怖症、買い物依存等々、今でも十分おもしろく読めた。群さんが振り切れた人を書くとユーモラスで笑ってしまうんだよなぁ。2026/04/19
小鳥
6
初めて群ようこさんの作品を読んだが、とてもユーモアに溢れた面白い小説だった。 何かに依存したり、何かをやめられない人達の12篇の短編集。自分を当て嵌めてドキッとしたり、人間ってそういうところがあるよねと他人事とは思えなかったりもした。群ようこさんの2002年の作品の新装カバー。 今月の新刊。食べること、買い物、賭け事がやめられない人達など様々な人達が出てくる。 表紙が可愛くて、文章も読みやすくて軽く読めるのがよかった。群ようこさん入門におすすめ◎2026/04/19




