奴隷制・資本主義・産業革命 - なぜ富めるものはいよいよ豊かになったのか

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奴隷制・資本主義・産業革命 - なぜ富めるものはいよいよ豊かになったのか

  • ISBN:9784766430912

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内容説明

大英帝国の〈繁栄〉を生み出したもの――論争を巻き起こした奴隷制と産業革命の繋がりを豊富な史料と歴史家の鋭い洞察によって解き明かす。
産業革命を起こす原動力になった英国経済の産業・貿易・金融などの各方面で、奴隷貿易が生み出した富や消費がいかに富の創出に貢献していたかを、豊富な史料によって分析する。経済史における大きな論争になっていた奴隷制と経済について再び光を与える。

目次

序論
第1章 奴隷制と英国経済――奴隷貿易とプランテーション貿易はどのように機能し、どのように変化したか?
第2章 奴隷制と産業革命――誤解を招く推計値
第3章 消費革命――砂糖とその他プランテーション産品
第4章 プランテーションの革新と大西洋の科学
第5章 「奴隷貿易港」と後背地――産業革命と地域における変化
第6章 鉄と銅の革命――金属加工業、金属製品、鉱業
第7章 繊維革命――亜麻織物、毛織物、綿製品
第8章 金融資本主義――大土地プランテーションと抵当貸付市場
第9章 奴隷制に次ぐ奴隷制――引き継がれた人種差別と不平等
第10章 奴隷制、資本主義、経済史

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ポルターガイスト

4
奴隷制が工業化や資本主義の形成にどれだけ貢献したのか,また人権意識の向上とは別の理由が中心となって奴隷制が廃止された後も実質的に類似の制度が残存し,奴隷主とその子孫が21世紀に入るまでその利益を享受し続けたのかがしっかりとまとめられている。ウィリアムズ・テーゼの発端となった『資本主義と奴隷制』は不勉強ながら読んだことがないのですが,本書はその現代的アップデート版といった趣きで,歴史観の改訂につながる良著でした。2026/06/02

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