内容説明
優れた触媒開発に有用な金属錯体についてまとめた、錯体化学会フロンティア選書シリーズの第4弾。
酸化還元反応を中心として、化学結合の活性化や結合形成による分子変換反応や、光を駆動力とする人工光合成に向けた光触媒反応など、金属錯体触媒の重要な反応について解説。どんな反応が進行するかだけでなく、どのような中間体を経てどのように反応が進行するのか、計算化学的アプローチも含めて解説する。
金属錯体の触媒の反応機構を理解し、考察を深められる一冊。
目次
序
1.1 緒言
1.2 触媒の分類
1.3 触媒作用
第1部 触媒的酸化反応
1 非ヘム鉄酸素添加酵素のバイオインスパイアード錯体触媒
2 生体金属触媒としての銅の役割
3 金属酵素による不活性基質の酸化
4 第2および第3系列遷移金属錯体を用いた触媒的酸化反応
5 金属ナノ粒子と多孔性金属錯体が一体化した複合触媒
6 ポリオキソメタレート系化合物による環境調和型液相酸化反応
7 多孔質材料に固定化された金属錯体触媒
8 メタンの直接酸化機構と触媒開発のための計算化学的アプローチ
第2部 触媒的還元反応
1 水素分子の活性化
2 窒素固定
3 窒素分子の活性化,窒素錯体の構造と反応性の理解
4 有機化合物の水素化反応
第3部 結合形成と活性化
1 遷移金属を用いたテトラフルオロエチレンから高付加価値フッ素化合物への分子変換
2 金属クラスター錯体による触媒反応
3 炭素‐水素結合活性化を経る分子変換反応
第4部 光触媒反応
1 金属錯体を触媒とする光触媒的酸化および還元
2 金属錯体を光触媒として用いたCO?還元



